姓名判断の虎の舞は、五格剖象方を基本とし、姓名の根幹である「天・人・地」三才を重視する姓名判断サイトです。

事故運を暗示する姓名まとめ【怪我・病弱暗示も】

今回は姓名判断でよく話題になる事故運について解説してみたいと思います。運勢は先天運も大きく関わっているため、姓名だけで必ず事故をするよ!というようなことは言えないのですが、事故・怪我の暗示が濃厚な姓名構造について解説したいと思います。

事故運については、実は先天運においても明確な暗示があるのですが、先天運を持ち出すといつものようにややこしく話が複雑化してしまうため、今回は姓名のみで分かる事故や怪我をしやすい構造について解説致します。

事故を暗示する姓名構造とは?

早速ですが、姓名構造から分かる事故を起こしやすい暗示は、大きく分けて以下の2点があります。

  1. 三才における相剋・冲(ただし事故のみに限定はできず、病難暗示も含む)
  2. 金の相剋・冲(金は事故・怪我に関わるとされる五行。特に金に象徴される金属や石等硬い物との衝突が暗示される)

まずは1【三才における相剋・冲】についてですが、これについては当サイトの解説にもあるように、病気・事故・怪我・没落・対立不和などの暗示があります。そしてその暗示の内容は、五行の種類や相剋の仕方・力量によって変化することになり、必ず大事故をするとは限りません。

そして2の【金の相剋・冲】については、古来より四柱推命や五行思想の方面から言われるように、事故を暗示する五行として定義されています。特になかでも、庚(陽金)が事故に関わるとされているのですが、様々な姓名を調べてみると陰陽にかかわらず金の相剋は事故や怪我が多いようです。

したがって、事故運において濃厚なものは、上記の2つをあわせた、【三才(あるいは人格・外格)における金の相剋】ということになるのです(今回紹介する事故死した著名人は、すべて金の相剋があります)。

ちなみに私の父親も姓名に木と金の相剋をもっていますが、40代の頃に仕事で人差し指を大ハンマーで間違って打ち付けられ骨折したことがあります(今も指が曲がったままです)。また金は腰も象徴しており、父親は座骨神経痛を病んでいた時期があります。

なお相剋とは陰陽の剋、冲とは陰と陰あるいは陽と陽の剋であり、冲の方がその衝撃が大きいとされています(被害も大きい)。※ただし冲は真反対の対立のみを言うため、金(西)と冲するのは木(東)のみです。

そして相剋の度合いは、当然のことながら一格との相剋より、二格との相剋の方がその凶暗示は強まるという事実があります。姓名の構造上、三格全てと人格が相剋することはないため、人格と他格(天・人・地)との相剋は以下の6種類となります。なお人格と総格との相剋は通常ないものとします。

  • 人格と天格のみ相剋(軽度)
  • 人格と地格のみ相剋(軽度)
  • 人格と外格のみ相剋(軽度)
  • 人格と天格・地格と相剋(重度)
  • 人格と天格・外格と相剋(重度)
  • 人格と外格・地格と相剋(重度)

と、単純に相剋のみで判断すればこのようにことが言えます。※なお、相剋には剋の方向性や陰陽があるため、軽度・重度のなかでも重みが異なります。

それでは実際の著名人の例を見ていきましょう。

『自宅の風呂場で入浴中に死亡』~伊藤ミカさんの例

伊藤ミカさんは、1936年生まれの日本の元体育教師で、前衛舞踏家だった方です。

伊藤ミカさんについて詳しくは、【伊藤ミカ(ウィキペディア)】をご覧下さい。

  • 伊藤ミカ:天格・27・陽金、人格・24・陰火、地格・5・陽土、外格・8・陰金、総格・32・陰木
  • ※姓名をクリックすると鑑定ページが開きます。

姓名は四大運に吉数をもつ構成ですが、五格構造は人格の火が天格(27・陽金)、および外格(8・陰金)と相剋しており、その境遇において何らかの波乱が出ることを暗示しています。『前衛文化の最先端を彗星のように輝き、33歳の若さで事故死した伊藤ミカ』と言われています。

『早世した悲劇の天才』~小石清さんの例

小石清さんは、1908年生まれの日本の戦前を代表する写真家で、悲劇の天才と言われる方です。50代で亡くなられましたが、死因は『門司駅構内での転倒で頭を打ったことが原因で7月7日に同市の病院で死去した。小石は酒好きだったためにメチルアルコールに手を出して視力を悪化させたのが事故死の原因だといわれている』とあります。

小石清さんについて詳しくは、【小石清(ウィキペディア)】をご覧下さい。

  • 小石清:天格・8・陰金、人格・17・陽金、地格・13・陽火、外格・4・陰火、総格・20・陰水

小石さんの姓名は人格に陽金をもち、地格の火と相剋しています。一文字名(木の数)ですが、地格は霊数を足して火となることに注意して下さい。また人格は、外格の陰火にも剋されており、不慮の事故・怪我を被る暗示濃厚と言える姓名です。

『こじらせ女子で有名なAVライター』~雨宮まみさんの例

雨宮まみさんは「こじらせ女子」の生みの親でAVライター。『2016年11月15日の早朝、自宅で事故により急逝。40歳没』とあります。姓名は本名ではないようですが、本名でなくても使用すれば姓名としての暗示力を発揮することは当サイトで解説している通りです。

雨宮まみさんについて詳しくは、【雨宮まみ(ウィキペディア)】をご覧下さい。

  • 雨宮まみ:天格・18・陰金、人格・14・陰火、地格・7・陽金、外格・11・陽木、総格・25・陽土

雨宮さんの姓名は三才【金・火・金】と人格の火が上下二格の金と相剋しています。雨宮さんの死因については自殺説も囁かれていますが、真偽は不明のようです。ただ火は『心・精神』を象徴するため、相剋のある人は精神の不安定やうつ病を患いやすいということも事実です。

『急逝したパントマイミスト』~ISSAYさんの例

ISSAYさんは本名・藤崎一成さんで、日本のミュージシャンおよびパントマイミストです。つい先日、2023年8月5日に事故により急逝したことが伝えられました。不慮の事故とありますが、その内容は伝えられていません。

ISSAYさんについて詳しくは、【ISSAY(ウィキペディア)】をご覧下さい。

  • 藤崎一成:天格・32・陰木、人格・12・陰木、地格・8・陰金、外格・28・陰金、総格・40・陰水

ISSAYさんの姓名には、金と木の冲があるため、かなり事故運濃厚となる構造です。特に人格の木が他格の金に冲される場合は、強い衝撃での打撲や骨折などが多いため、転落事故や交通事故の可能性が高いです。また木には頭部の意味もあるため、頭を強く打ち付けた可能性もあります。

『農作業中の事故により死去』~井上敏明さんの例

井上敏明さんは三段跳の選手で、元日本記録保持者です。しかし42歳という若さで、農作業中の事故により死去してしまいました。

井上敏明さんについて詳しくは、【井上敏明(ウィキペディア)】をご覧下さい。

  • 井上敏明:天格・7・陽金、人格・14・陰火、地格・19・陽水、外格・12・陰木、総格・26・陰土

井上さんは四大運全てに凶数をもち、三才も【金・火・水】という上下相剋の大凶構造です。しかも人格の火は陰火で、陽金および陽水と相剋するため、事故に遭遇する暗示濃厚となっています。農作業中の事故とのことですが、実際は農作業用トタクターの下敷きになったようです。これは、明確な金相剋の暗示です。

『ひき逃げ事故に遭遇』~山平和彦さんの例

山平和彦さんは秋田県出身のシンガーソングライターです。『2004年10月12日夜、東京都足立区の尾竹橋通りでひき逃げ事故に遭遇し、13日未明に』死去してしまいました。享年52歳です。

山平和彦さんについて詳しくは、【山平和彦(ウィキペディア)】をご覧下さい。

  • 山平和彦:天格・8・陰金、人格・13・陽火、地格・17・陽金、外格・12・陰木、総格・25・陽土

姓名は先ほど紹介した雨宮さんと同様、【金・火・金】、事故や災難に遭遇する暗示のある大凶配置です。火が上下の金と相剋しエネルギーを奪われることから、特に後半生は生命力や意力の低下が大きく、自暴自棄となる傾向もあり。このように三才に重度の相剋がある場合は、四大運に吉数が多くても薄幸となります。

事故を暗示する姓名構造2【水火相剋】

これまで事故を最も暗示する姓名構造として金・火の相剋を紹介してきましたが、ここではその次に多い【水・火】の相剋について見ていきたいと思います。水・火の相剋については当サイトでも何度か述べているように、急変運とも言われ、事故以外にも病難・災難・事件などに遭遇する可能性の高い運勢となります。

ここでは姓名において【水・火】の相剋がある方のうち、事故死した有名人を紹介してみたいと思います。

  • 坂本九:天格・12・陰木、人格・14・陰火、地格・10・陰水、外格・8・陰金、総格・21・陽木
  • ご存知歌手の坂本九さんは、日本航空123便墜落事故に巻き込まれ死去しました。坂本さんの姓名は、三才においては陰火・陰水の冲あり、さらに人格と外格も剋となっており、境遇波乱の暗示が明らかです。
  • 内埜則之:天格・15・陽土、人格・20・陰水、地格・13・陽火、外格・8・陰金、総格・28・陰金
  • 内埜則之は日本の俳優です。『2006年6月11日朝6時頃、東京都武蔵野市吉祥寺の都道でミニバイクを運転中、道路脇のガードパイプとバス停の支柱に衝突、首を強打し搬送先の病院で死亡が確認された。享年28。(ウィキペディア)』。三才には突発的な災難を予感させる水火の相剋あり。
  • 横井軍平:天格・20・陰水、人格・13・陽火、地格・14・陰火、外格・21・陽木、総格・34・陰火
  • 横井軍平さんは「携帯ゲームの父」の異名で知られるゲームクリエイター。惜しくも56歳という若さで交通事故死しています。三才は【水・火・火】の相剋をもち、不慮の災難・事故等が起きやすい凶暗示あり。

    ここに紹介したのはほんの一部です。水火相剋があっても、先天運との関係により、長寿となる人も稀にいますが、運命に波乱が多いことは同じです(先天運位相が高くても、姓名の凶暗示を全て覆すなどということはできません)。

    また、水火の相剋を姓名にもつ方は、前述したように運命が急変する暗示をもちます。それまでは順風にいっていたのに、突如災難や事故に遭遇し、没落してしまう人が多くいます。そして水火相剋は心臓の病・精神病・血流や血管の病に襲われる人も多い凶配置ですので、これが自分の姓名にあるという人は改名をおすすめします。

    相剋における事故暗示には気質が関わっている?

    また姓名の金の相剋が示す事故運には、気質も関わっているということは重要です。以下に、金が相剋するタイプの性質傾向を見てみましょう。金の相剋は木と火の二種類だけです。

    • 木と金が相剋するタイプ:一見冷静で落ち着いて見えるが、内面は神経(木)が昂ぶりやすい短気タイプ(しかし気弱なところもある)。このため動作も乱暴になりやすい傾向がある。繊細だが神経質な面があり、怒り出すとなかなか怒りが収まらず、長引きやすい。
    • 火と金が相剋するタイプ:剛毅・豪快なタイプだが、短慮・短気なところがあり、やはり気持ちが高ぶりやすい。思い切りはいいが、ブレーキの効きにくい性格であり、その割に悩みやすい傾向あり。有名人では浜田雅功さんや中田翔選手などがいます。

    細かく分類すると、人格が金なのか木なのか火なのかで異なってくる部分がありますが、概ね上記のような傾向があると理解してください。

    また水と火の相剋については、以下のような傾向があります。

    • 火と水が相剋するタイプ:感情の起伏が激しい短気急躁タイプ(クールに見える人が多いですが、内実は急躁で、上がりやすいです)。気持ちが高ぶりやすい反面、落ち込みやすいところもあり、やや躁鬱的な傾向があります。概して二面性があり(火と水は対極にある)、非常にクールで冷徹な一面と、明るく陽気な一面を見せることがあります。実際、三才に火・水の相剋をもつ岡田斗司夫さんのように、躁鬱病(またはうつ病)を患う方も多いです。これは火の五行が精神(心)をあらわすためです。
      岡田斗司夫:天格・13・陽火、人格・9・陽水、地格・13・陽火、外格・17・陰金、総格・26・陰土

    少しスピリチュアルな話になりますが、引き寄せの法則というのも気質・性質が大きく関係しています。つまり、自身の気が怒ったりイライラしていると、やはりイライラするような事態や境遇を引き寄せてしまうということなのです。この気の有り様は三才に通じます。

    おまけ~相剋がなくても事故運?先天運との関係

    さらにもう一歩話を進めると、『では三才に相剋がないのに急死した人はどうなるの?』といった疑問が湧くでしょう。この疑問については以下のページでお答えしていますので、そちらをご覧下さい。

    例えば最も明瞭な例では、2011年8月の練習中に突然倒れ、「急性心筋梗塞」で死亡したサッカー選手の松田直樹さんがいます。松田さんは四大運全て吉数、そして相剋もありません。ただ松田さんは先天運において火が忌神であり、姓名には火の数ばかりを有していたため、この凶暗示そのままの病気(急性心臓病)で死亡しました。

    なお、最近「心臓を鷲掴みにされてる様な強烈な胸痛と目眩、立ちくらみ」を訴えていた降谷建志さんも、松田さん同様火が強い先天運です。つまり火が強すぎる先天運は、心臓病に注意が必要なのです(姓名構造が火を強めている場合、さらに注意を要す)。

    ただし降谷建志さんは、松田さんと比べて先天運と姓名の五行バランスが良いため、相剋があっても健康運は松田さんよりも良好となるのです。

    • 降谷建志:天格・21・陽木、人格・16・陰土、地格・16・陰土、外格・21・陽木、総格・37・陽金

    降谷さんは用神の土が二格にあり、才能発揮運や財運は強い。ただし、喜神の土が忌神の木に剋される構造は明らかにマイナスで、運気によっては健康や境遇に波乱ありとなります。ちなみに成功運を象徴する天格と人格には相剋がありますが、降谷さんは昔ZEEBRAさん(ラッパー)から公開処刑を受けており(剋)、それによって後の音楽性に変化がありました。

    【著名人の姓名判断~先天運と姓名の五行バランス編】

    ちなみに先天運においても、金の相剋を事故の暗示とみなすことがあります。ただし四柱推命では、まず日干強弱と格局を明らかにし、さらに金が喜神であるか?忌神であるか?の判断をします。その上で、金が大過し忌神となる場合は、事故の暗示として見ることがあります。

    その他には、食傷(日干が生じる五行)の不バランスも事故・怪我の暗示となります。このように、通常は単一ではなく、総合的に見て事故運を判断します。

    また、金の相剋だけではなく、単純に金の大過も事故・怪我の暗示となることがあります。私は幼少の頃に金が大過し、鎖骨を骨折したことがあります(もう少しで死んでいたと言われました)。その時金の相剋は先天運にも姓名にもありませんでした。

    このため、先天運において金が大過していて忌神の場合、三才【金・金・金】【金・金・土】など相剋していなくても事故暗示となることがよくあります。また、金が喜神である場合は弱すぎることも良くありません。その場合は、逆に【金・金・金】や【金・金・土】といった配置が吉となることもあるのです。

    したがって、姓名に相剋がないから大丈夫!というわけにはいきません。大切な命ですので、必ず命名に際しては先天運を確認するようにしましょう。