姓名判断の虎の舞は、五格剖象方を基本とし、姓名の根幹である「天・人・地」三才を重視する姓名判断サイトです。

著名人の姓名判断~先天運と姓名の五行バランス編

このページでは、先天運と姓名のバランスが良い著名人・悪い有名人について紹介したいと思います。姓名判断は当然姓名そのものから運勢を占うものではあるのですが、その者の先天運と姓名の関係性によって、気質・健康・運勢といったものが大きく左右されるという非常に大きな事実に気づき、ここに実例を示そうと考えた次第でございます。

この先天運と姓名のバランスにつきましては、姓名における重要項目である四大運や三才の善し悪しは判断せず、ただ『先天運と姓名のバランス』にのみ着目致します。

当サイトで度々私が説明している、『姓名と先天運とのバランスが悪いと、それが著しい場合は病弱・多難・最悪は早世となる』の実例をここに示そうというわけです。

姓名が司る運勢においては、四大運・三才・先天運とのバランスの三つが最も重要な項目です。このため、たとえ吉数多く三才が良くても、先天運とのバランスが悪い場合は相応の凶意があるのです。先天運とのバランスは、特に健康運を司るため、この先天運との関係性が著しく悪いと病弱多難の傾向があらわれることになります。怪我や事故が絶えないという人もいます。

また反対に姓名構造そのものはあまり芳しくなくても、先天運そのものが良く、なおかつ先天運と姓名の五行バランスが良い人はよく健康や福運に恵まれる傾向があります。姓名が悪ければそれ相応の凶意というものも当然あるのですが、姓名も先天運とのバランスも両方悪い人に比べますと、大きく凶意を減ずるようです。

またこの『先天運と姓名のバランス』につきましては、こちらの【吉名なのに病難・災難に襲われるのはなぜか? - 先天運から最良の姓名を導きだす方法】という記事でさらに少し詳しく解説しておりますので、興味をもった方はそちらも是非ご参照ください。なお先天運そのものについての解説は複雑となるため、ここでは喜神・忌神のみ明らかにしたいと思います。先天運(四柱推命)における詳しい解説は私が運営している四柱推命サイト【四柱推命旺】をご覧ください。

先天運と姓名のバランスが悪い著名人の姓名

以下では、先天運と姓名のバランスが特に悪い著名人の例を紹介したいと思います。ここで紹介する著名人の方々は、少しばかり先天運との五行バランスが悪い人ではなく、極端に悪い人達を紹介しています。大凡極端に姓名と先天運の五行バランスが極端に悪い(忌神が大過している)場合、強い病弱傾向があらわれることが多く、これは最も注目に値する部分です。なお『先天運と姓名の五行バランスが悪い』の根拠につきましては、先天運において五行バランスが大変偏っており(忌神が多い)、なおかつ姓名にも忌神が多い方となります。

二神光 (天格12・木|人格16・土|地格7・金|外格3・火|総格18・金)
俳優である二神光さんは2044/9/5にバイク事故にて33歳という若さで死亡。四大運全て吉数ですが、何度も語っているように先天運との関係が極端に悪いと、最も重要な健康運が著しく弱まったり、事故・災難を被りやすい運気となる例となっています。生年月日は1990年10月23日とのことで先天運をうかがうと、日干・辛金の身強であることが判明。このため喜神は水・木、忌神は金・土、閑神は火となるが、その姓名構造は忌神(閑神)に偏っていることが分かります。特に用神の水がない点が致命的とも言えます。そして事故運は四柱推命では食傷に大きな関係ありと言われますが、二神さんの食傷・水が原局+大運+姓名のいずれもで不及となっていることも判明。すなわち食傷がひどく大過したり、無力となったりアンバランスになる時に事故が起こりやすいのですが、先天運に加えて姓名構造の忌、そして現在の大運・流年にも忌神が巡っていたことで食傷著しく不足・無力となり、事故的暗示が出たということです。したがって二神さんの姓名構造は二神姓なら【木・木・水】【木・水・金】などが吉となります。先天的に火も忌となりやすい構造のため、水と木を中心に構成することが必要な命造です。二神さんの先天運については【四柱推命旺】で詳しく解説していますのでよければこちらもご参照ください。
古田順子(コンクリート詰め殺人事件の被害者) (天格10・水|人格17・金|地格15・土|外格8・金|総格25・土)
これほど調候用神の重要性を物語る事件は他にありません。古田順子さんは、あらゆる凄惨な暴力を受けて死亡した【女子高生コンクリート詰め殺人事件】の被害者。四大運・三才も良好となっていますが、先天運とのバランスが極度に悪く、ご本人の忌神運である亥水の大運期、そして忌の亥月(11月)に誘拐されその後凄まじい虐待を受けて死亡(先天運は四柱推命旺の方で詳しく解説致します)。当サイトでも何度も解説をしていますが、四大運や三才(あるいは陰陽配置・社会運・家庭運等も)が良好であっても、先天運とのバランスが取れていない場合は極度の病弱・不幸・波乱等に陥る可能性があり、都度警鐘を鳴らしています。この【女子高生コンクリート詰め殺人事件】の被害者である古田さんの場合は、先天運が調候不良であるのに姓名に調候(火)が一点もないこと、さらには姓名の五格すべてに忌神をもつという極端な凶暗示を有しており、その凶暗示が特に強まる忌神の大運・流年・月運が全て重なった時期に死亡しているのです。この事実は、扶抑の観点からの喜神・忌神の重要性とともに、調候用神の重要性も如実に示しており、非常に興味深いものとなっています。なお、虎の舞命名サービスをご依頼される方の中にも、四大運・三才ともに良好だが、先天運とのバランスが極めて悪いために、極度の不幸と病弱状態である方が度々相談に来られます。ですから四大運の吉数が活きるのは、まずは先天運とのバランスが良いということが前提であり、そうでなければ吉数の良い暗示は掻き消されてしまうのです。なお姓名位相が低い人の特徴は、事故や怪我が多い、なぜかよく災難に巻き込まれる、暴力・虐待・DVを受けたことがある、とにかく運が悪い、対人運が悪く険悪な関係になることがある、病弱傾向などです。
神田沙也加 (天格15・土|人格13・火|地格16・土|外格18・金|総格31・木)
神田沙也加さんは女優・歌手。『2021年12月18日、体に血がついた状態で札幌市内ホテルの14階の屋外スペースに倒れていたところを発見され意識不明の状態で病院に搬送されたが、同日21時40分に死亡が確認された。(ウィキペディア:神田沙也加)』。神田さんは四大運に吉数を有し、なおかつ三才相生するため成功運・境遇運・援助運ともに強く順風な運勢を得る暗示あり。ただし【土・火・土】の配置は人格を生助する五行なく意志薄弱となり、特に精神面で脆い傾向あり、これによって成功を危うくすること多し。

そして先天運においては、神田さんは1986年10月1日生まれの日干・戊土。酉月・金旺の生まれであるものの、命式には火・土の干支が多く、なおかつ死亡した時の大運は【甲(木)午(火)】であり原局に存在する二つの寅と火局半合以上を形成していたことから、火・土が忌神であると推測できます。また、印の火が大過する場合、木も火を生助する閑神となるため、【甲午】の大運は火が極めて強くなり大凶。そこで神田さんの姓名を見ると、三才【土・火・土】と忌神大過、外格には喜神とみられる金あるものの、外格の火に剋され無力であり、さらに総格には31と火を生じる陽木を有し、先天運とのバランスが非常に悪いようです。なお印の大過は、精神的な波乱や困窮を暗示します。なお神田さんの先天運解読結果は、【神田沙也加さんの先天運解読】をご覧ください。
坂井泉水 (天格11・木|人格13・火|地格13・火|外格11・木|総格24・火)
坂井泉水さんは、人気音楽ユニット「ZARD」のボーカリストとして人気を博しました。しかし、惜しくも2007年5月に事故によって死亡してしまいました。先天運をうかがうと、坂井さんは日干が辛金の身弱。そして火がとても強く、火を最も忌む命運だったのです。金の身弱ですので、火を生じる木も忌み嫌います。しかし、ご覧のように彼女の芸名は木と火ばかり。これは、火が金を焼き尽くしてしまう暗示であり、実際に坂井さんは火が極めて強い大運【丙午】の時期に死亡しました。このように、全て吉数をもち三才が相生していても早世となるのは、先天運と姓名のバランスが極めて悪いということを示しているのです。
山田祥正 (天格8・金|人格16・土|地格16・土|外格8・金|総格24・火)
ET-KINGのメンバー、【いときん】こと山田祥正さんの姓名構造です。やはり四大運・三才ともに良好というだけであり、社会的成功運は強く、ET-KINGのリーダーとして大きな活躍・成功をおさめました。しかし彼の先天運をうかがうと、日干は己土の普通格局、そして火・土ばかりの命造であるため、喜神は金・水、忌神は火・土であることが分かります。このため、姓名五格において忌神が優勢である【山田祥正】は先天運との関係が悪く、大運によっては病難に陥る懸念があるのです。ちなみに姓名と先天運との関係を見る場合は、必ず五格を確認し、その中の五行の数、および相生・相剋による相関関係をうかがいます。これにより、いときんさんの姓名には三つの忌神(火・土)と2つの喜神(金)があることが分かりますが、忌神(特に土)が優勢となっているため、土の病難忌象である癌を患う懸念があると分かります。そこで彼が死亡した大運をうかがうと、ちょうど2017年(2018年に死亡)から【壬戌】という土旺の大運が開始していました。しかも、2018年は【戊(土)戌(土)】という土強の流年。すなわちこれによって土が大過し、癌を誘発する暗示が出ていることが分かります。ちなみに暗示と言っても、これは姓名構造によって大きく異なってきます。たとえばもし、いときさんの姓名構造が喜神の金・水優勢であれば、このような暗示はない(あるいは弱い)ということになるのです。このことから、姓名と先天運との関係は極めて重要な事項であることが分かるでしょう。
松田直樹 (天格13・火|人格13・火|地格24・火|外格24・火|総格37・金)
姓名をご覧になった次点で既にお分かりとは思いますが、松田さんは火が忌神の人です。松田さんは元日本代表のプロサッカー選手でしたが、2011年8月の練習中に突然倒れ、「急性心筋梗塞」で惜しくも亡くなりました。四大運には全て吉数をもちますが、松田さんの先天運は日干・庚金の身弱であり、命式は火がとても強く、火や木を忌み嫌います。ところが姓名は忌神の火が極めて強い状態にあり、これは火の部位に病難を発する暗示です。そして実際に火は『心臓』を象徴する五行であり、松田さんが亡くなった2011年は火を生じる木の流年運【辛卯】だったのです。すなわちこの一例を見ても、先天運との関係が健康運に多大な影響を及ぼすことがお分かりいただけるはずです。
原 千晶 (天格11・木|人格13・火|地格15・土|外格13・火|総格25・土)
原千晶さんは女優・タレント。姓名は四大運吉、三才良好によって社会的成功運は概ね良好となるものの、先天運との五行バランスが著しく悪いため、病弱・病難を免れない暗示です。原さんは日干・戊土の身強であり、喜神は金・水・木(閑神の可能性あり)、忌神は土・火の命運ですが、上記姓名には必ず必要であるはずの喜神(金・水)が一点もなく、忌神ばかりの構造となっています。これにより、火・土多となって水が不及となり、水が象徴する婦人科系やリンパ系の病を発することになりました。ちなみに先天運と姓名との五行バランスが著しく悪い場合は、歳運に喜神が巡っても喜を発揮しないことも多々ありますし、忌神が巡る時期は大凶(生命に危険が及ぶこともあり)となります。
木下雄介 (天格7・金|人格15・土|地格16・土|外格8・金|総格23・火)
木下雄介さんは大阪府出身のプロ野球選手。2021年7月6日、練習の休憩中に突然倒れて意識を失い、27歳という若さで死亡しました。木下選手の先天運は日干・甲木の身弱であり、火・土・金を忌神とする命ですが、なんと姓名・五格はすべて忌神で占められており、喜神は皆無。このように先天運と姓名のバランスが著しく悪い場合は、大運に強い忌神の干支が巡ると強い病弱傾向を発するものですが、木下選手が死亡した時の大運は【己(土)未(土)】と天干・地支に忌神が巡り、また流年運にも【辛(金)丑(土)】の忌神が巡るという大忌神の時期でありました。木下選手は五格すべてに吉数をもち三才も良好であるものの、このように先天運とのバランスが著しく悪い場合は木下選手のように早世となる可能性があり、単に五格と三才を整えれば良いわけではないという好例となっています。
鳥山明 (天格14・火|人格11・木|地格9・水|外格12・木|総格22・木)
鳥山明さんは日本の漫画家。2024年3月1日、急性硬膜下血腫のために死去した(68歳没)。三才は【火・木・水】という綺麗な相生配置であり、これにより社会的な成功運は強く、ご存知のとおり大ヒット作を連発しその名を轟かせる。しかし、鳥山さんの先天運(1955/4/5)における喜神は土・金、忌神は火・木・水(閑神)であり、姓名五格には忌神が沢山あることがわかります。このため健康運は弱く、また成功していても本人としては大変苦労が多く、面白くない等の暗示があります。実際、鳥山さんはドラゴンボール等を連載している最中は極めて多忙であり、寝る時間もほとんどないという状態だったそうですが、そのような過酷さも先天運+姓名から感じ取れます。また、鳥山さんは先天運と姓名をあわせて忌神の木が大過しているのですが、木は脳や目を象徴することから、脳や目を酷使していることも頷けるのです。ちなみに急性硬膜下血腫は木(脳)と火(血管)に象徴される病です。
比嘉 龍二(ryuchell) (天格18・金|人格20・水|地格18・金|外格6・土|総格36・土)
ryuchellさんは日本のモデル・タレント。本名は比嘉龍二。『2023年7月12日午後5時30分ごろ、東京都渋谷区の所属事務所で死亡しているのが発見された。27歳没。(ウィキペディア)』、自殺をはかったとみられるとの報道あり。姓名は三才相生配置であり、社会的成功運あり。しかし先天運をうかがうと、日干・癸の身強(普通格局)であるryucellさんは喜神が木と火。忌神が水・金・土(閑神)であると見られるが、姓名には喜神皆無、忌神大過の凶構造であることが分かる。四柱推命において、自殺者は印(ryuchellさんの場合は金)が大過している人が圧倒的多数だが、ryuchellさんも姓名において印(金)が大過していることが興味深い。このように印が大過する人は、人生において悩みやすく・傷つきやすく、周囲から見ると小さなことでも深く悩んでしまい、著しい場合は自殺を願望する傾向あり。印は精神を司るためである。ちなみに下記に記している神田沙也加さんも印大過の凶名。※ryuchellさんの先天運については四柱推命旺にて詳述致します。
木原誠二 (天格14・火|人格24・火|地格16・土|外格6・土|総格30・水)
木原誠二さんは財務官僚出身の日本の政治家。四大運には吉数多いが、先天運を加味すると、これは『波乱・不幸の象徴のような姓名』であり、人生において波乱・困苦極めて多し。むしろ政治家としての成功過程が不幸の始まり、源泉となり、やがては抜き差しならない不幸に突っ込んでいくという姓名暗示ですが、現在(2023年7月当時)木原さんは愛人問題や妻の殺人事件関与疑惑等を週刊文春に暴露され騒然となっています。姓名における暗示は成功・昇進順調の暗示が出ており概ねその通りの順境人生となっているものの、先天運とのバランスが極端に悪い場合は『不幸な成功者』となること往々にしてあり、それを体現しているのが木原さんということになります。日干が己土で喜神が金・水、忌神は土・火・木である木原さんの姓名を見ると、なんと忌神だらけ。この凶暗示に加え、大運においては2010年から大忌神運【丙戌】が巡り、この期間に起こった忌象的出来事が現在表になって追求されているという始末であります。ちなみにこのように姓名と先天運とのバランスが悪いと、喜神運に入っても運気が好転せず、波乱から没落へと沈んでいくこともあります。ただし木原さんの場合は、大運位相は高めで推移するため、どん底まで落ち込む可能性は低いでしょう。
渡辺徹 (天格35・土|人格37・金|地格16・土|外格14・火|総格50・水)
2022年11月28日午後9時1分、俳優の渡辺徹さんが敗血症のため死去というニュースが入ってきました。61歳という若さでした。先天運とのバランスは生命力(健康運)に大きな影響を与えるため、先天運との五行バランスが悪い姓名は当然病気多く、寿命も短くなります。そこで渡辺さんの先天運をうかがうと、日干・乙の身弱で、特に火と土(金は閑神)を嫌うことが分かりましたが、姓名五格をうかがうと渡辺さんの忌神である土・火・金(閑神)が多くあることが判明(上記参照)。また、渡辺さんは青年期~壮年期にかけて長く喜神を渡ってきたにも関わらず、糖尿病や心疾患、膵炎など複数の病気を患ってきており、これも姓名構造が悪い証拠です。なお、大運はちょうど来年(2023年)からの忌神運に差し掛かっており、急激に忌神(土・火)のエネルギーが高まる中衰弱(水弱でもあります)、死亡してしまいました。ちなみに敗血症は土や火が大過、水が不及となることで引き起こされますが、まさに渡辺さんの先天運と姓名の偏った五行構成にあらわれています。なお三才は良い配置ですので、芸能界においては順調な成功を得てきたと考えられます。渡辺徹さんの先天運詳細につきましては、【四柱推命旺】に情報をアップしましたので、こちらで渡辺さんの忌神をご確認ください。
多田洋祐 (天格11・木|人格15・土|地格20・水|外格16・土|総格31・木)
ビズリーチ元代表取締役社長の多田洋祐さんは2022年7月2日にゴルフのプレイ中、急性心不全により突然倒れ、そのまま死去しました。多田さんの先天運は日干・己土の正官格であり、忌神は土・火・木。特に火と木を強く忌む命造なのですが、姓名の五格数を見ると忌神が満載となっていることが分かります。また火強の命造であるため喜神は金・水となるものの、地格に陰水一点のみ、それも人格の15数・陽土に剋されるという凶構造であり、喜神が全く活きていないことが明らかです。多田さんの先天運について詳しくは四柱推命旺のほうで解説をしますが、このような先天運との五行バランスが大変悪い姓名の場合、歳運によっては著しい病難・災難の暗示を現出するものです。ちなみに多田さんは先天運において火が大過していますが、心不全は【火】の代表的な病難であり、その多くは火の大過で起こります。下記の松田直樹さんも同じ(火大過)です。
沢田泰司 (天格22・木|人格14・火|地格14・火|外格22・木|総格36・土)
沢田さん(TAIJI)は元Xのベーシストとして活躍するも、45歳という若さで謎の死を遂げています(自殺とされている)。それ以前にも数々の波乱があり、バイク事故・離婚・ホームレス・放浪、また病気はてんかん・脳梗塞・左足大腿骨頭壊死などあり、極めて波乱重々と言える運勢です。このような波乱的暗示は姓名のみでは絶対に分かりません。そこで沢田さんの先天運をうかがうと、日干壬水の普通格局・身弱であり、なおかつ火が大過しているため火・木・土を忌む命造であることが分かります(詳しくは四柱推命旺のほうで解説します) 。さらに沢田さんの姓名をうかがうと、驚くべきことに五格がすべて忌神の木・火・土で構成され、日干が過弱に陥っていたことが分かるのです。すなわち、沢田さんにとって【沢田泰司】という姓名は大凶名であり、生命力が著しく衰えるため、早世の暗示があるということになります。沢田さんは一時芸名を【沢田大司】とし若干ながら喜神のエネルギーを得るも、その数年後には再び大凶名である本名に戻し、その影響力を無にしています(おそらく、改名した時期がどん底の戌土であったため、改名は全く意味が無いと考えたのでしょう)。 このように、先天運と姓名の五行バランスが極めて悪い場合は、自身(生命体)が傷つくような出来事(怪我・病気・喧嘩・事故・災難等)が様々な形で人生上に起こるのが特徴であり、喜神運でも喜を発揮しないことになるのです。実際に、沢田さんは2005年から喜神である亥の水旺運に入リましたが、その後も波乱重々となっていることが経歴からうかがえます。また、流年運においても金や水の時期に災難が起こったりしていますが、これは姓名における忌神の働きが加わり、生命力が著しく低下しているためなのです。沢田さんの命造は日干が大変弱いため、姓名五格すべてに忌神をもつということは、極めて凶と言わざるを得ません(私が今まで見た中で最も忌神のエネルギーが強い)。むしろ、よく45才まで生きられたなというのが正直な感想です。
川島なお美 (天格13・火|人格15・土|地格18・金|外格16・土|総格31・木)
鎧塚なお美 (天格31・木|人格18・金|地格18・金|外格31・木|総格49・水)
川島なお美さんは女優、タレントとして活躍しましたが、2015年に胆管癌のため54歳という若さで死去。実は川島さんの姓名(川島なお美)は四大運・三才・先天運とのバランス概ね良好であり、このため結婚以前は不遇時代あるものの概ね順調に発達・成功しています。日干・壬水の身強である川島さんは木・火が喜神のためその姓名構造(川島なお美)は最良とは言えないものの、喜神である木・火が二格にあり、なおかつ調候用神の火もあるため小吉。ところが結婚後の姓名(鎧塚なお美)には忌神の金・水が三格に入り、なおかつ人格が二格と相剋するという凶構造となり、病難暗示を現出しました。なおガン・腫瘍は金の五行に象徴され、これは金の五行が過剰に強まることで引き起こされますが、川島さんの原局・大運・姓名をうかがうと金が大過していたことが分かります。ガンを象徴する五行には、土または金の二説ありますが、川島さんの先天運を見る限り金が過剰になっていたことが金説を裏付けています(先天運・姓名において金が強すぎる人は注意してください)。つまり川島さんの運勢を辿ると、結婚後姓名構造が変わったことによって生命力が大きく低下したことが分かるのです。このように、姓名はその構造によって五行エネルギーが激変することがあるため、慎重に選名を行うことが必要なのです。
千原浩史 (天格13・火|人格21・木|地格16・土|外格8・金|総格29・水)
姓名と先天運間における五行バランスは主に健康運(生命力)に影響を及しますが、千原さんは忌神であると考えられる火・木・水が姓名において優勢であり(時柱が不明であり、なおかつ従格とも取れる可能性のある命式であることから、喜忌推測となる)、先天運と姓名のバランスが悪い。その証拠に、千原さんが『1995年、急性肝炎で倒れて病院に運ばれ、一時は意識不明』となった時、また『2001年、オートバイ事故を起こし、前頭骨骨折、鼻骨骨折、下顎骨骨折、頬骨骨折、上顎骨骨折、眼窩底骨骨折、眼窩内壁骨折などの重傷を負って再び意識不明に』陥った時は、いずれも火が強い運勢の時でした。千原さんは日干(庚)が非常に弱いため、姓名には強い喜神(土・金)を必要としており、特に火と木は金を弱めるため病弱傾向を増大させるのです(この点において、千原ジュニアという芸名はさらに凶) 。ただし、ご覧のように四大運全て吉数および三才相生のため基礎運・成功運ともに良好であり、このため社会的にも大きく成功する暗示があります。しかし、千原さんにとっては今年(寅木)から忌神である木・火の流年が5年程度続くため、病弱傾向を増す年回りとなっており、今後の活動が心配です。なお千原さんの先天運については、四柱推命旺のほうに上記の根拠となる解命結果をアップしましたので、より千原さんの運勢を詳しく知りたい方はこちら【千原ジュニアさんの命式解命】をご参照ください。
尾崎豊 (天格18・金|人格24・火|地格14・火|外格8・金|総格31・木)
26才という若さで突如死亡した歌手の尾崎豊さんは、姓名・四大運すべてに吉数を有するため、なかなか強い成功運をもっています。気質は人格と地格に火を有するため活発・積極的であり、なおかつ繊細で明敏な頭脳を有しており、人気運も上々となりました。しかし先天運とのバランスにおいては、日干・丁火の身弱である尾崎さんにとって金は忌神であり、これが天格・外格の二格にあるというのは病弱・波乱の暗示となります。実際に、尾崎さんは金(酉・申)の強い大運と流年(申)の時期に死亡しており、金が忌神であることが明白です。また尾崎さんの死因は『肺水腫』と言われていますが、肺は金の五行に属するものです。名は三才【金・火・火】という構造ですが、尾崎さんは特に金・水を忌むため、【金・土・火】あるいは【金・土・土】とするほうが健康運位相は高くなり、確実に長生きとなります。
中島啓江 (天格14・火|人格21・木|地格18・金|外格11・木|総格32・木)
中島啓江さんは女性オペラ歌手。中島さんの先天運は、日干・辛金の身弱であり、喜神は土と金、忌神は水・木・火となります。ウィキペディアには、『鹿児島で生まれ、実の父親から日常的に殴り蹴られるDVに苦しみ、母と逃げ回りながら怯えて育った』とありますが、生後~20才までの大運には強い水が巡っており、身弱にして水が忌神であることが明らかです。これに加え、姓名の五格を見ると地格に喜神の金が1点あるのみであとは全て忌神となっており、忌神大過の姓名構造であることが見て取れますが、喜神の金も木と相剋しているため、実質喜神のエネルギーはほぼ皆無となっており、病弱多難の暗示大です。このように先天運と姓名との五行バランスが悪い場合は、特に大運の動向によっては病によって早世となる暗示となります。中島さんはそれでも四大運に吉数を有するためある程度の成功を得ましたが、中年以降も運悪く忌神の大運が続いたため健康運は大凶となり、57才という若さで呼吸不全のため死去してしまいました。ちなみに呼吸不全は金に関わる病ですが、中島さんは先天的に金が不及となっていたことに加え、死亡した年の干支には『甲(木)午(火)』という大変強い火が巡り、さらに金を剋し弱めていました。これは、姓名構造が命に関わるという重要性を明瞭に物語る一例です。
小林健太郎 (天格11・木|人格19・水|地格29・水|外格21・木|総格40・水)
料理研究家である小林健太郎さんは、2012年2月4日深夜、オートバイを運転中に大事故を起こし、頭部骨折などの重傷を負いました。その後高次脳機能障害であることが分かり活動を停止、リハビリに専念することになります。小林さんの先天運は日干・丁火の身弱で、土・金・水を忌む命運です。身弱の度合いが強いため姓名においては木と火を強化する必要があるのですが、ご覧のように姓名は水が優勢となっており、これは好ましくありません。喜神の木があるためまだ救いがあるものの(実際に命を取り留めた)、水が強すぎるため大運に忌神が巡ると運勢が大きな波乱となります。実際に、小林さんが事故を起こした2012年は大運【癸丑】の土旺、流年運も【壬辰】と忌神が重なっており、火がかき消されるため大波乱の暗示があらわれていました。
今井雅之 (天格8・金|人格16・土|地格16・土|外格8・金|総格24・火)
俳優として活躍した今井雅之さんは四大運全吉、また三才も相生の配置です。ところが今井さんは2015年に大腸癌で死亡してしまいます。先天運をうかがうと、今井さんはどうやら日干・甲木の身弱であるようです。六柱の構造では土・金が強いため、これらの五行を最も忌む可能性が高いのですが、姓名にはなんと土と金ばかりです。そして今井さんが死亡した時の大運は【丁亥】の水旺でしたが、次の土・金の大運である【丙戌】が目前でした。また『大腸』が金の五行に属することからも、今井さんにとっては金が忌神であり、金が大過することによって大腸癌を発したということが明らかです。
泉政行 (天格10・水|人格17・金|地格14・火|外格7・金|総格23・火)
泉政行さんは俳優として『ごくせん』や仮面ライダーシリーズなどで活躍しましたが、2012年頃より体調を崩し、2015年に35才という若さで亡くなられました。そこで先天運をうかがうと、日干は乙木の身弱であり、特に木を剋す金を忌み嫌う命運であることが判明しました。しかし泉さんの姓名には、忌神である金が人格と外格にあります。また、喜神の五行は天格にしかなく、他すべて忌神となっているため、特に大運に忌神が巡る時期は病弱多難となる暗示の凶名と言えます。そして泉さんが死亡した2015年の大運は、やはり【甲申】という金旺運でした。
中居正広 (天格12・木|人格13・火|地格20・水|外格19・水|総格32・木)
最近(2022年11月)体調不良が伝えられる元SMAPの中居さんですが、姓名は三才において火・水の相剋をもち急変病難の兆候あり。人格に火、地格に水を有する者は特に後半生において病弱傾向を増し、火や水の病を突発的に発することが多いのです。また、中居さんは日干・辛の身弱ですが、姓名には喜神の土・金なく、忌神の水・木ばかりで構成されていることが非常に気になります。ちなみに火は閑神であり、特に水・木を忌む先天運ですので、今年(2022年・壬寅)や来年(2023年・癸卯)は受難の時となりそうです。【四柱推命旺】で中居正広さんの先天運解読を行っていますので、より詳しく中居さんの運勢を知りたい方はこちらをご覧ください。

先天運と姓名のバランスが良い著名人の姓名

まずは、先天運と姓名のバランスが良い著名人の姓名を紹介したいと思います。『先天運と姓名の五行バランスが良い』の根拠につきましては、その者の先天運の様相と姓名の五格・五行のバランスを読み、特にバランスが取れていると判断した姓名になります。運勢の強さはあくまでも『五行バランス』に依るため、とにかく姓名に喜神が多く入っていれば良いというわけではありません。

大谷翔平 [1994年7月5日生まれ・男命] (天格10・水|人格19・水|地格17・金|外格8・金|総格27・金)
大谷選手も上記の柳井さんと同様、人格は陽水です。9や19等の水の凶数は古来より凶意が大変強いとして嫌われてきたのですが、多くの著名人の姓名をうかがうと成功している人がとても多いことに驚かされます。なぜなら、五行思想では陽水(9系数)は『智恵』を象徴するため、陽水が活きた姓名は知力明敏の人となるためです(陽水の人は運動神経にも優れた人が多く、そのためスポーツ選手の成功者にも数多いです)。また、特にこの水が先天的な喜神であることによって、むしろ9系数の吉面がよく活かされ、発展的運勢となるのです。前置きが長くなりましたが、大谷選手は日干・壬水(じんすい)の身弱の命であり、喜神は金と水。特に大谷選手は日干が大変弱いため、姓名により多くの喜神をもつことが吉となるのですが、その点において五格すべてに金・水を有することは最上のバランスと言えます。もちろん凶数があることは境遇運においてややマイナスとなりますが、水や金が必要な大谷選手にとっては喜神を得ることで心身壮健となる暗示があり、生命力や意志も大変強く、そのため成功運も至大となるものです。ちなみに大谷選手の人生における最盛期は2005年~2025年の金旺運です。
淡谷 のり子 [1907年8月12日生まれ・女命] (天格19・水|人格8・金|地格6・土|外格17・金|総格25・土)
戦前から戦後にかけて活躍した「ブルースの女王」淡谷のり子さんは、日干・癸水の身弱の人です。格局は正官格であり、喜神は金・水となるのですが、姓名には喜神がしっかりと入っており、しかも相生の構成となっていて、これ以上ないくらい良好な運勢を得る姓名となっているのです。ちなみに本名は『淡谷のり』とされており、こちらの場合は三才が【水・金・火】、また五格構造も忌神優勢となるため姓名位相は低となります。したがって淡谷さんが、もし【淡谷のり子】でなければ、ここまで大きく成功することはできなかったと言えるでしょう。また『しかし1993年(平成5年)に脳梗塞で倒れた影響で、以後体調などが悪化して仕事を控えるようになった。(ウィキペディア)』とあり、これはちょうど忌神の運気【丙辰・土旺】に入った頃ですので、火・土が忌神であることが分かります。
竹田 和平 [1933年2月4日生まれ・男命] (天格11・木|人格13・火|地格13・火|外格11・木|総格24・火)
100億円もの株式を保有し、日本一の個人投資家と言われた竹田和平さんは、日干・辛金の丑月・土旺生まれの身強。また格局は印の土が月令を得るため普通格局であり、このため喜神は水・木・火、忌神は土・金となります。ただ竹田さんの場合、水は一応喜神ではあるものの、水を含む丑月の生まれであり、なおかつ天干・地支にそれぞれ水の干支を有するため、これ以上水は必要ありません。したがって用神は財の木であり、また調候用神の火が絶対必要な命運となるのですが、姓名にはその木と火が五格を占めており、先天運との五行バランスが極めて良好となっています。また木は喜神の財干ですので、木と火を配することによって財運が非常に旺盛となりました。ちなみに冬生まれで水が多い場合、火を配することでむしろ木が強化されるため、竹田さんにとっては木と火の組み合わせが最良となるのです。すなわち姓名によって位相が大変高まり、長寿・財旺となる格好の例と言えます。そのため、もし竹田さんが【木・水・金】などという姓名構造であったならば、当然その成功はなかったことになりますし、むしろ比劫大過の財浅ですから貧しい境遇に陥っていたでしょう。なお総格の24は財運数であり、この数の暗示力も働いているようです。
佐々木 健二 [1980年3月28日生まれ・男命] (天格18・金|人格15・土|地格13・火|外格16・土|総格31・木)
佐々木健二さんは日本の実業家。『日本人で初めて仮想通貨(暗号資産)「イーサリアム」のICO(イニシャル・コイン・オファリング)に出資』したとされ、仮想通貨やブロックチェーン関連の会社を創業。総資産は3兆円を超えるとも噂されている大金持ちです。どこにでもいそうな名前ですが、その姓名構造は四大運に吉数をもち、三才も相生の良配置となっています。加えて、先天的な喜神が土と金である佐々木さんにとって『佐々木健二』という姓名は、先天運との五行バランスも大変良く、財旺となる暗示あり。すなわち佐々木さんは、先天的に財格の身弱であるため、財の木や食傷の水で姓名を構成することは凶となり、逆に財浅の運命となります。このため喜神である土・金・火(閑神)で姓名を構成することが好ましいのですが、姓名はまさに最良の構成となっており、これによって喜の大運が巡る時期には大きな成功と財を手に入れることになりました。ちなみに『佐々木健二』という姓名をもてば誰でもお金持ちになれるわけはなく、先天運とのバランスにおける財運位相が極めて重要となります。
森田 一義 [1945年8月22日生まれ・男命] (天格17・金|人格6・土|地格14・火|外格25・土|総格31・木)
タレントのタモリこと森田一義さんは、日干・癸水の身強の命運。地支には亥・申・酉と並ぶため、金と水のエネルギーがかなり強く、日干は中強程度になると思われます。そのため、喜神は木・火・躁土であり、金・水が忌神となる命運です。日干が中強以上になる場合は、五行バランスを取るために姓名に喜神は必須となりますが、森田一義さんの姓名を見ると木一格、火一格、土二格という喜神中心の構成となっており、先天運とのバランスがとても良いです。また、タモリさんは前運の凶数14を除けば姓名構造も良好であるため、四大運・三才・先天運とのバランス全てが良く、このため健康運・社会運・対人運・財運などあらゆる運勢に良く恵まれ、長寿となる暗示があります。ちなみに土は先天運において官であり、社会的地位や名誉を象徴するため、官のバランスが適切な場合は社会的成功運が強く、節度と気品のある人格者となります。
柳井正 [1949年2月7日生まれ・男命] (天格13・火|人格9・水|地格6・土|外格10・水|総格18・金)
柳井さんの先天運は、日干・戊土の偏印格(※時柱不明のため別の格局となる可能性あり)であり、大運と照合すると日干身強の金・水が喜神となる命運だと思われます。このため、人格・外格・総格の三格に水と金をもつ点は五行バランスの観点から大変吉となるのです。日干・戊にとって水は財干に当たるため、特に財運の強い構造と言えます。また柳井さんの日干はその構造上中強以上にはならないため、適度に土や火をもつことが良いのですが、この点もクリアしています。ただし、姓名そのものに凶数・三才相剋ありますので財運は強いものの波乱と苦心多し。特に人格・水に対して天格・火の人は大変優秀ですが強引で独断的な気質のため対人運悪く、周囲からも批判される傾向となります。柳井さんの先天運は、その大運からざっくりとですが金の旺支が巡る1990年~2010年までが最高運勢の時期となります。