姓名判断の虎の舞は、五格剖象方を基本とし、姓名の根幹である「天・人・地」三才を重視する姓名判断サイトです。

精神力が強い三才配置と弱い三才配置

ここでは精神力が強い三才配置と弱い三才配置を、五行理論と相生・相剋関係を土台に解説致します。それぞれの三才を有する有名人の実例も紹介したいと思います。

          

まず、精神と身体は密接な関係がありますので、これから紹介する精神的に強い三才・弱い三才というのは、身体的にも同じ傾向があるということになります。

また、ここで示すのは姓名・三才の構造のみから判断したものですが、当然各人の先天運によっても心身の強弱程度は変わってきますので、この点については予めご留意をお願い致します。

精神力が強い三才配置

五行において『精神』をあらわすのは火の五行です。ですから、火の五行が三才中にあり、なおかつ木に生じられている場合は精神堅剛となる傾向があります。以下はその例です。

【木・木・火】【火・木・木】【木・火・木】【木・火・火】
以上のように、火が強い三才構造の人は精神的に強い傾向があります。特に火は、陽火であることで、勢いのある強い性情となります。
例:中村天風(木・木・火)
精神の持ち方の重要性を説いた哲学者で、松下幸之助さんなど多くの経営者らにも影響を与えました。実際に、天風は何があっても全く動じない強固な精神力を備えていました。
例:木村多江(木・火・火)
女優の木村多江さんは人格・13・陽火であり、火が天格の木に生じられて強く、精神力も充溢果敢な傾向となります。

また、三才における相生・相剋関係も、精神の状態に大きな影響を及ぼします。相剋は衝突作用であり、そのエネルギーを消耗することになるためです。ですから、相剋よりは比和・相生関係が望ましいのです。

【木・木・木】【水・木・木】【木・木・水】
以上のように、木が強い人は豪胆で精神的にも動じないタイプです。また勝ち気で、闘争心があります。ただし、少々神経質な面があり、怒りやすいでしょう。
例:有吉弘行(木・木・木)
有吉さんはすべて木ですので、外見静穏ながらも内面は気が強く、剛気なタイプです。
例:高島彩(水・木・木)
アナウンサーの高島彩さんも木が強く、気質剛毅となります。人格が木で、さらに木が重なる人は、外見は大人しそうな印象となりますが、内面は勝ち気で強情なところもあります。
例:松下幸之助(木・木・水)
経営の神様とまで呼ばれた松下幸之助さんは、やはり強靱な精神の持ち主でもありました。

それから、金の人は精神力がとても強く、さらに土の生助があると大変逞しい性情となります。

【土・金・土】【土・金・金】【金・金・土】
以上のように、人格金であり、なおかつ土の生助を受ける人は剛毅タイプです。特に金が二つある人は剛毅に過ぎ、やや自我過剰で強情、また怒りやすい傾向となります。
例:夏目三久(土・金・土)
夏目さんは人格金であり、なおかつ土の生助を受けるため、精神力強固です。しっかりと自分の意見をもち、それを堂々と主張する傾向があります。また、土が強いため包容力もあります。

あとは、土が厚い人も精神がしっかりとしています。特に、人格が陽土の人は気質も盤石となります。

【土・土・火】【土・土・金】【火・土・土】【金・土・土】
土の人は、温和で丸みのある気質です。精神的には金のように剛毅タイプではありませんが、多くの人を受け入れることのできる深い度量を有していて、どっしりと落ち着いています。
例:島田紳助(土・土・金)
島田紳助さんは芸名ですが、土が厚く、なおかつ堅剛である金の五行も有するため精神力が強い人です。度量も大きいため、司会者としても有能なタイプです。

精神力が弱い三才配置

次に、精神力が弱い三才配置について紹介していきたいと思います。前述のとおり、精神を象徴するのは火の五行ですので、火が相剋によって弱まる場合は精神薄弱となります。

【水・火・水】【水・火・金】【火・火・金】【水・火・土】【金・火・火】
人格に火を有し、なおかつ火が相剋する配置は沢山あるのですが、その一例を示しました。特に、火が相剋しており、なおかつ木の生助がない場合は薄弱的傾向大となります。また、火は『心』を象徴するため、心臓病にも注意を要するものです。
例:宮根誠司(水・火・水)
宮根さんは水が強いため外見は勢いが強いように見えますが、人格は24数・陰火であり、なおかつ天格・地格の水に剋されるため精神力が弱く気弱な傾向があります。また水・火相剋ですので感情の起伏激しく、怒りやすく忍耐力が弱い傾向もあります。
例:河井案里(火・火・金)
河井案里さんは日本の政治家で、公職選挙法違反で逮捕の後、自殺未遂をはかりました。人格は14・陰火であり、なおかつ金と相剋し精神薄弱です。金をもつため一見すると強そうですが、内面は非常に繊細な気質であり、何かと思い悩む傾向があります。特に14の人は自暴自棄に陥りやすく注意です。
例:高岡蒼佑(金・火・火)
元俳優の高岡蒼佑さんは以前、数年におよぶうつ病に苦しんだとされています。姓名は人格・24・陰火に対し、火が天格と外格の金と相剋し人格薄弱となるため、精神力弱くストレスにも弱い傾向となります。ただし、地格に23・陽火があることは大いに救いとなっています(地格陰火の場合、さらに困窮を深める)。

また、木は『神経』を象徴するため、人格に木を有し、なおかつ木が相剋する場合も精神薄弱となります。特に木は『神経』ですので、神経過敏なビビりタイプとなります。

【金・木・金】【土・木・土】【金・木・火】【土・木・金】
これらの三才では、人格に木を有し、なおかつ天格・地格に木や水の生助がないため、木が弱く惰弱な傾向となります。性質は神経質で、感情の起伏が激しく過敏なタイプです。
例:斉藤敏豪(土・木・土)
斉藤敏豪さんは、ダウンタウンのガキの使いやあらへんでの総合演出で、「本当に正真正銘のビビリである」と噂されるほど。人格は32・陰木であり、上下の土と相剋しています。また、外格には28・陰金があり金にも剋されるため、極めて神経過敏なタイプです。
例:原田龍二 (土・木・金)
原田さんはその外見はいかにも強そうですが、三才は人格の木が天格・地格双方と相剋しています。人格は剛毅な21・陽木なので元々堅剛ですが、相剋によって木のエネルギーが大きく弱まり、薄弱となります。このため、内面の気質は神経過敏であり、気弱なタイプと言えます。

それ以外でも、相剋は全般的にエネルギーを消耗し、精神力を弱めることになります。

【土・水・土】【木・土・木】
このように強い剋に遭うと、当然のことながら心身ともに薄弱となります。
例:萩原流行(土・水・土)
生前はうつ病を患っていたとされる萩原流行さんは、人格の水が天格・地格双方から剋されており人格過弱です。そのため、心身共に薄弱となる暗示が見られます。外格にも水のエネルギーを奪う木があり、特に後半生において困窮する暗示がありました。
例:岡江久美子(土・水・土)
岡江さんは新型コロナウイルスによって亡くなりましたが、それ以前にも乳がんの診断をされています。水は婦人科系を司り、土に剋されるため、その方面での病難暗示です。このように強い相剋の配置は、精神力が弱まることに加え、病弱傾向ともなります。

三才と先天運との関係性について

これまで姓名の三才による例を見てきましたが、精神力は先天的五行エネルギーにも左右されるため、個々の先天運によって気質の強弱もかなり変わってくることになります。

たとえば、三才に相剋があっても、三才を構成している五行が喜神である場合と忌神である場合とでは、その実情は大きく変わってくるのです。

また、気質には当然、先天運そのものの構造自体(先天的生命エネルギー)も影響していますので、本来であればこれらを含めて総合的に判断をすることが求められます。

とはいえ、逆を言えば姓名は先天運にも影響を与えるものです。そのため、姓名の三才構造それ自体を整えるだけで、先天的な弱さやマイナス点を補うことも可能となり、姓名構造はその者の気質や健康を大きく左右するという、極めて重要な意義をもっているのです。