社名・屋号・芸名などの成功運について

自分がこれからもつ会社や芸名などを考える際に、できるだけ運勢を良くしたいという思いから、姓名判断の理論を元にする方は以外と多いのかもしれません。つまり、その数が吉か凶か？といったことを調べ、吉数の名前を付けるというものです。ところが、これから示す幾つかの例を見てみると、凶数でも成功している事例は多くあるということが即座に分かります。（逆に吉数でも失敗している事例が多く見つかります。）それでは姓名判断の理論は当たらないのか？と普通は考えたくなるものですが、そうでもありません。

ここで重要になるのが「成功運」というものです。成功運とは、姓名判断の三才配置において天格と人格を対象としてその者の境遇が順境か逆境かを計る尺度のことですが、この「成功運」の理論が企業の成功運にもそのまま当てはまるのです。いきなりですが、以下は成功運が強い企業の例です。

「成功運・発展力」が強い経営者と社名の例

つまり、上記の事柄が示すことは何かというと、企業が成功するかしないかは企業そのものの数理の吉凶よりも、その五行から見出す成功関係にあると言えます。『成功関係』とは本人の人格数の五行と企業名の総数の五行を対象とし、これが相生・比和の関係にあれば良いと見ます。(※ただし成功運の強弱は十干の性質によります。)

これは姓名判断においても同じで、姓名中に凶数だらけの者が、三才配置だけは良く基礎運・成功運に恵まれたため、波乱の人生ながらも努力邁進し非常な勢いで成功することと同じです。反対に四大運にすべて吉数をもっていても、三才配置が悪く基礎運・成功運が悪ければ、逆境にさらされ物事が停滞するため成功度・満足度が低くなります。

また、上記の例を見て一目瞭然であることは、たとえ社名や屋号が凶数であったとしても、成功している例は沢山あるということです。むしろ企業が順風に成功していくか否かは、その数が吉か凶かということよりも、社長の人格数理と相生しているか否かの方が格段に重要であることが分かります。（※しかし、社名の数は社風や社内の性質を左右するため、凶数を有する時は社内に揉め事や波乱が渦巻くことあり。[例：電通]）

上記の例が示すように、企業の大きな成功のその根底にあるのがこの「成功運」であると、姓名判断の見地からは考えることができるのです。ただしもちろん企業やお店の成功においては、画数（数理）の影響から来る運勢だけでなく、その企業家なりリーダーの考え方・経営哲学・手腕・努力などその者の人格も強く影響することは事実です。しかし、それを差し引いてもこの「成功運」の影響は大きいと私は考えます。

「成功運」が弱く波乱のある経営者と社名の例

以下は企業の数理と、経営者の人格数理との成功関係が悪い例です。

これらはほんの一例ですが、要は企業家の人格を中心とした数理と、企業そのものの数理との関係が悪い場合、成功運が悪くなるため目的達成に思った以上に苦心したり、予期せぬ波乱や災難などがあり、最悪は企業名が吉でも倒産してしまうことが容易に起こるということです。また、その企業の発展力や成功運は、企業家自身の姓名の成功運も大きく影響してきます。

ところで「成功運」は企業や店名だけに限りません。以下は「成功運」の強い作品の例です。

「成功運」が強い作品の例

このように作者と作品名を対照することにより、その作品の成功運が分かります。これを見る限りでは、その作品が成功する（売れる）か否かは数理の吉凶とは全く関係ないことが分かります。それぞれの数理が反映するのは、主にはその作品の世界観や雰囲気であり、成功するか否かはあまり関係ないのです。

また、三才から見る作者自身の成功関係も、個々の作品の成功運とはあまり関係がないようです。もちろん姓名の三才（成功運・基礎運）は作者の総合的な運勢に影響はするものの、生み出したそれぞれの作品における『成功運』というものが存在するというわけです。つまり、創作した作品の成功運については、主には姓名と作品名の五行関係が象徴するということになります。

そして最も成功運が強いのは、人格の五行がその作品の五行を生じる関係、次いで比和関係（同じ五行）です。それに加え、作者自身の姓名の成功運が強いほど良いことは言うまでもありません。

「成功運」が強いお笑い芸人の例

さらにコンビ名・芸名などにおいても成功運が強く作用します。以下は成功運がとても強いお笑い芸人の例です。

もちろんこれは芸人に限らず、源氏名・ペンネーム・バンド名・ハンドルネームなど、一続きの名前であればすべてこの「成功運」が当てはまります。ですから自分の仕事などで本名とは別の名前をもつ場合、その仕事で成功するか否かはこの「成功運」の良し悪しが非常に重要になります。もちろん成功運が悪ければ成功しないというわけではありませんが、それには非凡な才能と、他人に比して何倍もの努力が必要になるでしょう。

反対に、以下は成功運が弱い芸人の例です。

このように、「成功運」は数理の吉凶以上に境遇運に関わってきますから、もし自身の会社・お店・芸名・ハンドルネームなどをもつ場合には、これに注意して名付けを行うと良いでしょう。

さらに成功運を高めるために

実は企業等の成功運においては、自身の人格数と企業名・屋号名の相生比和だけでなく、その名前が自身の先天運から導きだされる喜神であるか否かも非常に重要です。つまり企業名を自身の人格数と相生比和にすることに加え、先天的な喜神とすることにより、さらに成功運が高められるというわけです。恐らく上記で挙げた成功者達とその企業名或いは屋号の数は、恐らくほとんどが本人達の喜神になっているはずです。（恐らくと言ったのは、生まれた時間が分からないと確実なことは言えないからです。）

ここで「喜神」とは何かと言うと、四柱推命においてその者の生年月日時から導きだされる喜ばしい干支の五行のことです。しかし、これを一般の方々が導きだすのは簡単ではありませんから、知りたいという方は名のある四柱推命家に頼むと良いでしょう。（自動占いで喜神を出しているところを見ますが、的中率は非常に低いですからご注意ください。）