【重要なお知らせ】人格が火の三才配置の吉凶・説明を一部変更しました
人格が火の三才配置の吉凶・説明を一部変更しましたのでご報告致します。現在、変更したのは【火・火・土】の配置のみですが、今後変更予定のある三才配置を全て以下に記します。
- 火・火・土(変更済み)
- 土・火・火
- 土・火・土
上記の三才におきましては、虎の舞開設当初より凶暗示あるものとして吉凶の設定および説明をしてきました。しかし長年研鑽を続けることにより、これまで説明していたような当該三才配置特有の凶暗示は特にないものと判断したため、変更することを決断致しました。
変更後の吉凶(予定)は以下となります。
- 火・火・土:凶->吉(変更済み)
- 土・火・火:小吉->吉
- 土・火・土:小吉->吉
変更した具体的な理由について解説致します。上記三才におきましては、これまで熊﨑健旺氏の判断を踏襲してきましたが、以下の疑問を生じたため変更を決断致しました。
ちなみになぜ熊﨑氏の手法や理論を踏襲しているかについては、熊﨑健旺氏が現在の姓名判断の基礎を築いた人物だからです。ただし今回のように、論理からズレていたり、私自身があまりにもおかしいと感じた理論については、改変しているものもあります。
以下は熊﨑氏の著書による解説文です。
人格三または四の場合。地格に五または六のものは基礎堅実に安定し、心身安らかであるが、もし天格も人格も共に三または四の場合は、外見吉の姿を呈しても内面に分離作用を生じ、かえって短命非運に陥る恐れがある
※上記は人格に火を有する場合の解説で、【火・火・土】の配置のことを言っています。
とのことでしたが、『外見吉の姿を呈しても内面に分離作用を生じ』の具体的な説明はなく理論的な解釈ができていないこと、かつ自分が検証してきた姓名においてもそのような目立った暗示が見られないため、訂正するべきとの判断となりました。
なおこれまで私は、木のない火は急躁・短気・薄弱となるという説明をしてきておりそれはその通りなのですが(先天運においても同じ)、これは分離作用とか短命非運に直接的につながるものではないと考えております。したがってそのような曖昧さを解消することも、今回の変更を決めた一因となります。
ちなみに、なぜ木のない火が急躁となるのかについては、木が印だからです。印とは、その五行を生じる五行であり、インプットや思考を司るものです。したがって土(食傷)ばかりが多く、なおかつ木(印)のない火(火以外も同様)の人は、あまり物を考えずに口や行動が先に立つタイプです。また火という特性上、燃え上がりやすく短気なところがあり、感情の起伏も激しいのです。
以下、それぞれの三才配置について具体的に解説致します。
三才【火・火・土】について
【火・火・土】は比和・相生の配置です。まず、それ以外の五行では概ね相生配置は吉とされているものの(【金・水】など例外あり)、どうしてこれだけが凶になるのか?という疑問が湧きます。
たしかに五行として木・火・土・金・水それぞれ全くの別物ではあるのですが、比和・相生・相剋といった作用の面から見ると、いずれも共通した作用であるからです。特に上記三才では火と火が連なっているため、火同士の結託による幇助があるはずなのですが、その点が無視されているように思われます。
熊﨑氏の真意はわかりませんが、もし火が強すぎる配置が凶となるのであれば、【木・火・火】なども凶となるはずですが、著書には『木の場合のみ吉(人格・火の場合)』と書いてあるのです。もちろん水・金については相剋のため当然ですが、なぜ火や土も凶となるのかの説明がないのです。
したがって熊﨑氏の解説は相生・相剋の論理から外れており、なおかつその理由も書かれていないということですので、これは訂正するべきだと考えました。なおその他の三才【土・火・火】【土・火・土】につきましても、今後変更予定ですが、特にお知らせはしませんので何卒ご理解願います。
次に、【火・火・土】の有名人を例とし、その暗示について分析してみたいと思います。
【火・火・土】の有名人~三國清三さんの例
まずは、世界的に有名なフランス料理人である三國清三(みくにきよみ)さんの姓名から見ていきましょう。彼の三才は【火・火・土】であり、たしかに少し短慮性急な面があるようです。しかし、四大運・三才・先天運とのバランスが良く、真に成功する姓名としての要素を備えているのです。
- 三國清三:天格・14・陰火、人格・13・陽火、地格・15・陽土、外格・6・陰土、総格・29・陽水
三国さんはご覧のように四大運吉数・三才相生する姓名構造ですが、ご存知のようにフランス料理の世界的なシェフとして成功してきており、現在は(2023年時点)69歳という年齢ですがYouTubeチャンネルを開設するなど元気に活動している姿が見られます。
ただ性情としては火が重なると、どうしても少し短気な性情となります。三國さんは書類送検されたことがあるようですが、これは従業員の男性を殴るなどし、怪我をさせてしまったことが原因のようです。この時、木があると火を強めてしまうようですが、むしろ印(木)は思慮を司るため、ストップが効くようになるのです。
ちなみにですが姓名位相が高い人は生命エネルギー自体が強いため、そのエネルギーがちょっと間違うと暴力的になる・暴れてしまう、ということは言っておきたいと思います。三國さんもまさにその一人だと思います。
しかし、経歴を見る限りは大きな病気・波乱等はなく、概ね順当に活動を続けてこられたようですので、熊﨑氏の【火・火・土】の解説にあるような内面分離、あるいは短命非業の暗示というのはあらわれていないということが言えます。
そして三國さんの先天運をうかがうと、どうやら大運との兼ね合いで火・土が喜神となる命造のようですので、三國さんにとってはやはり【三國清三】は大吉名であるということなのです。※ただし、火・土が強い姓名のため、大運で火・土が強まると健康運など注意が必要です。
こうした点を見てみると、やはり【火・火・土】の三才構成そのものが凶というわけではなく、各々の先天運とのバランス・兼ね合いによって吉凶が分かれる、というのが正しい見解なのではないでしょうか。
【土・火・火】の有名人~加藤登紀子さんの例
続いて加藤登紀子さんの姓名を紹介してみたいと思います。加藤登紀子さんは満洲国ハルビン市生まれのシンガーソングライターで、多数のヒット曲を生み出し、2度も日本レコード大賞歌唱賞を受賞する等大成功しています。
- 加藤登紀子:天格・26・陰土、人格・33・陽火、地格・24・陰火、外格・17・陽金、総格・50・陰水
加藤登紀子さんもその経歴を見ると、大きな病気に冒されたとか、精神的な病に悩まされたというような事実は見られません。2023年現在は79歳であり、現在も歌手として活躍されながら、元気にご存命のようです。
また加藤さんは、火・土が喜神となる先天運です。このため、【土・火・火】の芸名は、彼女にとってむしろ成功の原動力とも言えるのです。喜神の恩恵(エネルギー)を受け、健康に大きな問題が出ないのも当然のことでしょう。
このような事実を見ると、やはり【土・火・火】という三才自体に特別な凶暗示は見られず、こちらも吉凶解説を変更予定です。
しかし加藤さんは、人格に強烈な寡婦運数33を有しており、結婚はされたものの、『勾留と釈放を挟み、合わせて30年間を連れ添った夫は、2002年に死去(享年58)。夫との間には1972年、1975年、1980年生まれの3人の娘がおり、次女はYaeとして歌手活動中。(ウィキペディア)』とのことです。
ちなみに結婚後の本名は『藤本登紀子』となっており、こちらの姓名の影響も受けています。