同格同数 - 姓名判断用語
『同格同数』は、同格数などとも言われ、格同士に同数(同じ数)がある時に言う凶暗示である。古くは明治時代頃の姓名判断の書に端を発し、現代でも多くの人が同格同数を心配しているが、理論的根拠は一切ない。
同格同数は、古くは『天地占い』にその根源が見いだされるが、これは姓名を構成する個々の文字画数の関係を元に吉凶を占う手法であり、現代ではこれが名の構成数ではなく格となった。詳しくは『天地占い』を参照。
なお明治時代頃の天地占いは、主に『天の数が地の数より大きい場合』『地の数が天の数より大きい場合』『天と地の数が同数の場合』の3パターンに分かれており、同数の場合は最も凶暗示が強いと言う。同数の場合、それは衝突的運命・大災難だとしているが、しかしなぜ同数だと凶暗示が強いのかその理論的説明はない。
五格による占い手法が確率した現代では、これが格となったため、同格における同数を忌むという説がそのまま発展したと考えられるが、そもそも同数が凶という理論的な根拠はなく、したがって当然のことながら実際の凶暗示もない(むしろ五行理論では、同数が喜神の場合は吉となる)。
なお同格同数とは、『本殺(天と地の同数)』や『頭殺(天と名頭の同数)』などのようにその位置を限定するものではなく、単純にどこかの格同士に同数(あるいは同系数)があると災難が起こるという非常に曖昧なものであり、これがために無知な人達を脅かすのに一役買っている(とても多くの人に当てはまるため)。
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