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「てんしとあくま」の川口敦典さん急逝!姓名と先天運にあらわれた病難運を読む

今月15日、吉本興業所属のお笑いコンビ「てんしとあくま」の川口敦典さんが、持病の内臓疾患のため急逝したと伝えられました。36歳という若さでの急逝に私も驚き、早速その運勢をうかがったところ、姓名と先天運の両方に強い凶暗示があらわれていました。今回は川口さんの姓名と先天運から病難暗示を読み、ユーザーの皆様の理解を深めたいと考えています。また持病の内臓疾患とのことではっきりとした死因は分かりませんが、川口さんの先天運および姓名から、病原となった部位を推測してみたいとも思います。

川口さんの姓名にあらわれた病弱運と急変運について

まずは川口さんの姓名から見ていきましょう。以下が川口さんの姓名構造です。

川口敦典
天格・6数・陰土
人格・15数・陽土
地格・20数・陰水
外格・11数・陽木
総格・26数・陰土
三才【土・土・水】

川口さんの姓名には略字はありませんので、数の捉え方は漢字の画数そのままとなります。川口さんは人格に大吉数である15数・陽土をもつため、とても度量が大きく温和で、親しみやすい性質傾向です。ただし人格には陽木があり人格を剋し、地格には陰水があって人格と相剋するため、土の特徴である度量や温和さが大きく損なわれています。

15数は最大吉運ですが、川口さんのように基礎運が相剋する場合は、その吉祥を存分に発揮できません。先天運との関係にもよりますが、成功しても一時的なものになる暗示があります。

川口さんの姓名に見る病弱暗示

川口さんの三才は【土・土・水】という形ですが、人格の土が水と相剋することにより、軟弱な土となり、これが運勢の弱さを象徴しています。特に人格が陽土である場合は、水によってその性質が大きく損なわれます。なぜなら陽土は水に弱く、対して陰土はもともと湿土で水を含むため、それほど水を恐れないためです。

地格と人格が象徴する基礎運は、姓名のいわば「土台」ですから、この部位に相剋がある場合は性質が薄弱となり、また身体的にも病弱傾向となります。そして基礎運の凶暗示は、歳を経て姓名の暗示力が高まるにつれて増していくのです。

また、川口さんの地格(前運)には20という病弱数があらわれていますが、地格はその者の先天的傾向を象徴する部位ですので、地格に病弱数があることは先天的に病弱の傾向があるということを示しています。この場合、もし基礎運が相生・比和関係となる場合は徐々に壮健となる暗示がありますが、川口さんのように相剋する場合は、先天的な病弱傾向が強まる暗示があるのです。

反対に地格に吉数をもつも基礎運において強く相剋するような場合は、先天的には心身壮健の傾向があっても、歳を経るごとに病弱傾向があらわれることになります。

また三才【土・土・水】は、水によって軟弱になった土が突如崩れ落ちるという意味から、急変運とも言われています。

川口さんの姓名から分かる病原となりやすい部位

川口さんの姓名から見る「病原となりやすい部位」については、主に人格と三才からうかがいます。川口さんの場合は人格が土ですが、三才が【土・土・水】と相剋して土が軟弱となっていることに加え、外格の陽木に強く剋されているため、人格の土はとても弱まっています。

姓名から見る病原となりやすい部位は、「相剋によって最も弱まっている五行」ですから、川口さんの場合は土が病原となりやすいと言えるでしょう。ちなみに土が象徴する身体的部位は以下です。

  • 胃(腹部)
  • 脾臓

などです。また、次いで土に剋されている水も病原となりやすいでしょう。水が象徴する部位は以下です。

  • 腎臓
  • 膀胱・泌尿器系

などです。このため、川口さんの死因となった部位は、土もしくは水の部位である可能性が高いと言えます。

しかし以上は、姓名のみから判断したものですので、さらに洞察を深めるために、先天運をうかがうことが必要です。なぜなら、その者がもつ総合的な五行エネルギーは、先天運と姓名を総合して見る必要があるためです。

川口さんの先天運にあらわれた病弱運について

姓名の病弱暗示に加えて、先天運にも病弱傾向がある場合は、大運によっては早世となる可能性があります。そして川口さんは現に36歳という若さで亡くなっているため、先天運にもそのような傾向があらわれているはずです。

川口さんは「官殺大過の病弱命」

以下は、川口さんの四柱推命における命式です。

1983年6月22日生まれの川口さんの命式

天干
地支巳(火)午(火)亥(水)

以上が川口さんの命式ですが、少し四柱推命に詳しい方であれば、すぐに病弱傾向があることが見て取れるでしょう。その理由は、日干は辛(かのと:陰金)ですが、月支は午の火旺であり、なおかつ日支には巳があるため、火が大過の傾向となって火剋金の情となるためです。上記の四柱推命ページへのリンクをクリックしていただき、その中の「五行の力量」を見ていただくと分かりますが、火が明らかに大過しています。※ただし時柱が分かりませんので、「五行の力量」は確定的なものではないことに注意してください。

それに加え、天干の癸・戊は火旺のため火化し、天干が以下のように変化をします。

天干丁(癸)丙(戊)
地支

この天干の変化により、川口さんの先天運における火の力量は25以上となり、日干が極めて強く剋されていることが分かります。このくらい官が強いと従殺格(じゅうさつかく)といって、火が喜神となる可能性も出てくるものの、川口さんの場合は年支に亥水があって水を制する情があるため、普通格局の偏官格となります。

つまり、川口さんの命式は「官殺大過の病弱命」であって、大運によっては強い病難の暗示があります。それでは、どのような大運の時期に強い病難を発するのか?ということですが、これは明らかに大過している火、もしくは火を強める木の時期と言えます。以下に川口さんの喜神と忌神を示します。

  • 日干:辛
  • 日干の強弱:極弱
  • 格局:偏官格
  • 用神:己土
  • 喜神:土・金
  • 忌神;火・木
  • 閑神:水

日干・辛の身弱で、官大過ですので、用神は印の土を取ります。喜神は土・金です。そして最忌神は火、また火を生じる木も忌神となり、特に発火作用のある甲木を忌む命です。

川口さんの大運にあらわれた「命に危険のある時期」

「時柱が分からないので格局や喜神を出すのは無理なのでは?」と思われた方もいるかもしれませんが、川口さんの大運をうかがうと、上記の解命結果が正しいことが分かるでしょう。以下に、川口さんの現在の大運を示してみましょう。

  • 第一運(5歳~15歳)【丁巳】火旺運
  • 第二運(15歳~25歳)【丙辰】木・土旺運
  • 第三運(25歳~35歳)【乙卯】木旺運
  • 第四運(35歳~45歳)【甲寅】木旺運※この時期に亡くなる

上記を見ると、25歳から強い木旺運に入っており、木が強烈に火を生じ始めていることが見て取れます。時柱が分からないため、合・冲関係が読めず詳細な判断はできないものの、木旺運でありなおかつ天干・地支ともに木が巡る運であるため、明らかに忌神運です。この暗示は、この大運期に病難を発する可能性があるというものであり、特に大過する火、または不及となる土や金に病原が生じやすいことを物語っています。

そしてさらに第四運の【甲寅】では、大忌である甲木が天干・地支ともに巡っているため、火は甲木の力を得て力強く燃え、金を焼き尽くす勢いです。なお地支の寅は丙火を蔵するため、卯木よりも火を強める作用が強いことは知っておいてください。午と結託して火化することもありますが、川口さんの場合は亥水があるので合はせず、水->木->火という相生の流れで火強となります。

つまり、川口さんの先天運においては35歳~の【甲寅】運が最も危険な時期であり、早世となる暗示をも秘めていると言えるのです。そして姓名と総合しても、やはり不及となっている「土」の部位が病原となりやすいということが言えるでしょう。次いで大過する火ですが、火は心臓や血管などを象徴します。

しかしそれでは、そのような運勢を有する場合は、どうすることもできないのでしょうか?

川口さんにとって最良の姓名とは

先天運がひどく悪いからどうしようもできないというわけではありません。ここであらためて川口さんの姓名をうかがってみましょう。なぜなら先天運と姓名は非常に密接な関係にあり、姓名の構造によっては先天運における五行エネルギーの偏りを抑えることが出来るからです。

川口敦典
天格・6数・陰土
人格・15数・陽土
地格・20数・陰水
外格・11数・陽木
総格・26数・陰土
三才【土・土・水】

以上の川口さんの姓名・五格を、先ほど導き出した先天的な喜神・忌神と照らし合わせます。すると、川口さんにとって最も重要な土が天格と人格にあります。また最も忌み嫌う火が姓名には一点もありませんので、この点は吉作用があると言えるでしょう。

しかし、その構造は三才【土・土・水】と相剋して土弱まり、また外格には陽木があって土を剋すため、せっかく喜神の五行が三才にあっても、喜神のエネルギーが強く活かされていません。このため、大運で【甲寅】のような強い忌の大運が巡ると、生命が脅かされ、最悪は命を落としてしまうことになるのです。

そこで川口さんにとっての最良名を考えてみます。川口さんは日干が辛であり、官の火大過の命であるため、姓名には喜神をできる限り多く取り入れる必要があります。幸い川口姓は土性であるため、人格には相生する土および金を配置することができます。そして地格を水ではなく、金とすることによって、土->金という相生の作用が生まれ、強い喜神のエネルギーを有する姓名が出来るというわけです。

健康運が大きく向上する姓名構造

たとえば、以下の姓名が川口さんにとっては最良となります。

川口⑬④
天格・6数・陰土
人格・16数・陰土
地格・17数・陽金
外格・7数・陽金
総格・23数・陽火
三才【土・土・金】

要点としましては、人格には用神の陰土。陰土は生金能力が高いため、川口さんにとってより陽土よりもより吉祥があるためです。また地格と外格に金を配置することにより、土->金という相生の流れを作り、喜神のエネルギーを高めます。なおかつ三才相生、また四大運に吉数を配することによって、姓名学的にも吉誘導が強くあらわれることになります。もちろん健康運が大きく向上します。

また川口さんのように火大過して土が用神となる場合は、以下の姓名構造も吉となります。

川口⑬②
天格・6数・陰土
人格・16数・陰土
地格・15数・陽土
外格・5数・陽土
総格・21数・陽木
三才【土・土・土】

三才【土・土・土】は鈍重となる傾向があるものの、川口さんの場合は土が不及の用神であるため、大変福運があります。川口さんは火旺の生まれであるため、四格に土をもつことにより、土のエネルギーがプラス16程度(4[格] X 4[相] = 16)となるため、この姓名であれば病弱早世となる暗示はありません。このように、姓名はその者の境遇運や健康運を左右する大変重要なものなのです。

最後までお読みいただき誠にありがとうございました。

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