遺体は不明の喜三翼音さんか?~姓名の波乱的暗示、年齢による影響力について
自然災害2024-10-03
能登半島地震の被災地を襲った豪雨災害から10日後の9月30日、福井県内の沖合で女性1人の遺体が見つかりました。福井海上保安署は、遺体の服のタグに手書きの名字が書かれていたことから、行方不明となっている石川県輪島市の中学3年生、喜三翼音(きそ・はのん)さんの可能性があるとみて身元の確認を進めています。
石川県輪島市久手川町では、9月21日に能登半島を襲った記録的豪雨で塚田川が氾濫し、住宅が流され、1日も捜索活動が続いています。
引用:福井テレビ
解説
姓名はまさに【生命】であり、生命力・健康運に大きな影響をもつことは以前から述べてきたとおりです。しかしまた、姓名構造はそれ自体の暗示によって災難や波乱的暗示を示唆します。
今回、能登半島の災害によって波乱に遭遇した喜三翼音(きそ・はのん)さんの姓名構造を見てみましょう。
天格・15・土|人格・21・木|地格・27・金|外格・21・木|総格・42・木
三才【土・木・金】
まず喜三翼音さんの姓名を構成する漢字についてですが、【翼】は17ではなく旧字の18数として計算するため上記のような五格構成となります。
すると人格の21数・陽木が、天格および地格双方と相剋し、基礎運・成功運ともに波乱的暗示が出ることになります。
人格の21数・陽木は本来芯が強く緻密かつ剛健な気質であり、三才の相生構成によって木が順調に発達し伸びていく様子(暗示)を示すものですが、天格の土に発達を阻害され、また地格の金に剋されることによって、木は伸びるどころか折られることになり、以下解説のような凶暗示を現出するのです。
『基礎不安にして境遇に難あり。突発的な災難・波乱・目下の脅威等に遭遇することあり。また逆境の暗示強く目的達成には相当の苦心困難を要す』
陽の木が相剋する場合、特に陽同士の剋によって波乱の度合いが増しますが、喜三翼音さんの天格・地格はいずれも陽土・陽金であり、特に陽金(地格)・陽木(人格)との相剋は冲と言い、境遇・健康面において強い凶暗示が出ることになります。
もちろん先天運との兼ね合いもあり、同じ三才構成でも波乱の出方は様々です。しかしやはり、姓名の凶暗示それだけでも姓名位相が下がり、不慮の災難や事故を被りやすくなるため、三才構成は非常に重要なのです。
年齢による姓名の影響力について
熊﨑式の姓名判断の著書によると、まず生まれて間もなく地格が働き、その後20才前後で人格、30才あたりで外格、40才頃に総格の働きが顕著となるという記述があり、私にもたまに質問ができます。
ところが様々な子供の境遇や運勢を見ていくと、自分の姓名をしっかりと認識し出す7歳頃には、かなりの影響力が働いているように見えます。もちろん気質については、10歳前後までは先天運の影響が優勢であることは確かだと思いますが、事象と先天運・姓名をよく確かめてみると、やはり姓名の影響力は幼い頃から発揮されると考えた方が良いでしょう。
特に先天運と姓名の五行バランスについては、四柱推命の大家である武田考玄氏が生後間もなくの赤ん坊に対しても顕著な影響がある、と述べられています。
虎の舞のご依頼者の方においても、生まれてから病弱傾向が続いている、というお子様の先天運と姓名をうかがうと、やはり五行バランスがひどく悪いということが多いのです。
このことから、おそらく喜三翼音さんの場合は、姓名構造の悪さに加え、先天運および先天運と姓名のバランスにも問題があったものと思われます。
このため、年齢の影響についてはそれほど深く考える必要はなく、姓名は人生全般にわたって影響するもの、というように認識した方が良いでしょう。また私は現在、姓名のみで運勢の動向を読むことは不可能だと考えており、そのためには先天運・大運・姓名それぞれを総合的に読む必要があると考えています。