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JRAの元騎手が首吊り自殺

 JRA(日本中央競馬会)の元騎手で、G1勝利やクラシック制覇など通算成績1447勝をあげた人気騎手の後藤浩輝さん(40)が、2015年2月27日、自宅で首を吊って亡くなっているのが彼の妻によって発見されました。後藤さんは2012年5月に別の馬の斜行が原因で落馬し大怪我を負いましたが、その後2014年にも内側を走っていた騎手の斜行が原因で落馬、再び頸椎骨折の怪我を負いました。しかし、その度後藤さんは復帰し、2014年11月には復帰後初勝利をあげています。  最近の週刊文春の報道によれば、後藤さんは落馬後から「馬に乗るのが恐くなった」、「死にたい」などと漏らしていたとも伝えられ、自殺の原因がこの落馬にあるのではないかとも疑われています。それでは後藤さんの名前を鑑てみましょう。  後藤浩輝。一見、「あれ、それほど悪くないじゃないか」と思われた方もいるかもしれません。確かに後藤さんの名前はそれほど悪くありません。なぜなら後藤さんの主運には多福僥倖運である32数、そして副運である外格には知謀優れ金運良しの24数があり、さらに三才の配置は水・木・土と旺じており吉だからです。  ではこの名前のどこに注目すればいいのでしょうか。見ていただきたいのは前運と総運の二箇所です。皆さんもご存じの通り、前運は主に前半生を司り、総運は主に後半生を司ります。つまり、前運に26の英雄的波乱運があり、同様に総運にも56の沈滞的波乱運があるということは、彼の人生は波乱に満ちているということです。実際に週刊誌の報道においても、後藤さんの幼少期の不幸な出来事についてや、家族へのDVによる離婚などの記事があり、確かに波乱の人生であったようです。  しかし、前運と総運の凶数だけでは彼の自殺を説明することはできません。姓名判断だけに固執するならば、後藤さんの運は著しく悪くはないため、なぜ自殺するまで思い詰めたのかが判然としないからです。そこで彼の生年月日を見てみます。生まれた時刻は分かりませんので、判断は中途半端なものになりますが、それでも分かることも沢山あるはずです。  ここからは四柱推命ですので分からない方には苦痛かもしれませんが、難しい理屈抜きで簡単に説明しますので、最後までお付き合いください。  後藤さんはウィキペディアの情報によると1974年3月19日生まれの己(つちのと)の人です。年柱は甲寅、月柱は丁卯、日支は未となっています。ざっと見ますと木が強くなっているのが分かります。(甲、寅、卯の属性は木)。これらの木は彼(己)にとって官です。官とは自らを拘束するもので、人の命式に必要なものではありますが、強すぎれば自分を攻撃するものとなり良くないのです。時柱は分かりませんが、もしそこにも木や水が現れていた場合、後藤さんの命式は官多身弱となり、一生を通じて災厄・病難の多い多難な人生を辿ることとなります。  名前に戻りますと、後藤さんの前運と総運はともに波乱運を示す凶数でした。このことから、おそらく後藤さんの時柱には水か木があるのではないかと推測することができます。そして、もし後藤さんの命式が水や木を嫌う場合、流年に水や木が来ると波乱となり不幸を招きます。後藤さんが初めに落馬で大怪我をしたのが2012年でした。この年は壬辰であり、どちらも水や木を含むのに加えて、壬と彼の月干である丁が干合して木と化すため、後藤さんの命式が水や木を嫌うことがうかがえます。  さらに、後藤さんが自殺をした2015年2月27日の干支を見てみましょう。まず2015年は乙未であり、木(偏官)が現れています。そして月運は戊寅でここにも木(正官)、さらに27日は甲戌でここにも木があります。最後に首を吊った後藤さんが発見されたのが午前8時頃とありますが、おそらく亡くなったのは午前3時から午前7時の間だと推測できます。なぜならそれらは寅・卯(木)の刻だからです。ただし、発見された辰の刻(午前7時~午前9時)も内に木の要素を含んでいますから、自殺直後に発見された可能性もあります。  このように、姓名判断だけでは何だか判然としない場合は、四柱推命からその者の先天運を鑑ると分かることが沢山あり、姓名判断をする上での助けにもなるのです。それゆえ、姓名判断は分かるが四柱推命は分からないという占い師の判断は当てになりません。皆さんもどうかこのことを肝に銘じておいてください。 (官が強すぎると自分を攻撃するものとなり良くないと書きましたが、官が強すぎる場合の災難は病気や怪我だけではありません。官が強すぎる場合は精神的にも自分を責める傾向があらわれ、思考はネガティブになりやすく、ひどい場合は自殺願望となって現れてきます。)

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