最近、著書『五体不満足』で有名な文筆家でタレントの乙武洋匡さんが、過去5人の女性と不倫していたことが週刊新潮の報道によって明らかになり、話題となっています。この事実によりネット上では、『五体大満足』や『女体大満足』あるいは『ゲスの極み乙武』などと揶揄されていますが、当の本人は自民党からの夏の参院選への出馬が暗礁に乗りあげそうな雲行きに焦りを隠せないようです。そんな乙武さんはどのような姓名暗示をもっているのでしょうか。また、今回は学歴詐称が判明したタレントのショーンKさんの本名や、「巫女のくせに」発言で批判されている大西英男衆議院議員の名前なども鑑ていきたいと思います。
『自分勝手』で批判されやすい乙武さん
乙武洋匡さん(39歳)は生まれつき両腕・両脚がない障害者であり、その生活体験をつづった『五体不満足』が大ベストセラーとなり一躍有名になります。まず、乙武さんの姓名を占う際に注意しなければならない点は、名前の「匡」は6数ではなく9数であるという点です。これは「匡」の正字が「匩」であり、中の「王」が省略形であるからです。すなわち、これを6数と誤ってしまうと
乙武洋匡となり、姓名学的に完全の相となるのですが、そうではありません。実際には三才は相生ですが不慮の災いの相があり、姓名中三運が凶数であるため波乱は免れません。この「匡」に関しましては、他の姓名判断サイトや姓名判断家のほとんどがこれを6数と捉えており、注意が必要です。
ところでその三才は【水・金・水】であり、これは「項目別運勢グラフ」を見ていただいても分かると思いますが、突出した成功運を示します。実際に乙武さんが書いた『五体不満足』は累計500万部の売上を誇り、これは日本の歴代ベストセラーランキングの第2位です。これからも乙武さんが極めて強い成功運をもつことが分かるかと思います。ちなみに歴代ベストセラー1位は『窓ぎわのトットちゃん』(著者:
黒柳徹子)であり、3位は『バカの壁』(著者:
養老孟司)となっていますが、いずれも天格・人格関係が相生であり、成功運が強いことが見て取れます。ちなみに、現在乙武さんは出馬を強行するのではないかという噂もありますが、この成功運を見るとそれも否定できません。なぜなら、強い成功運をもつということは、言い換えれば
「自分の思い通りになる」ということだからです。しかし、環境運である副運の10数、総難運である総運の28数を勘案すると、出馬までの妨害や苦難は相当あるでしょう。
さて、乙武さんと言えば以前『レストラン入店問題』を起こし、その自己中心的な性格を批判されることがありましたが、そのような性格の一端も姓名中に見ることができます。それが総運にある28という数です。この数を姓名中に有する者は男女とも非常に豪毅で自分勝手な趣きがあり、それは往々にして人からは不遜・傲慢といったように映ります。多くは謙虚さに欠けるため人の意見をほとんど聞かず、自分だけの考えでどんどん物事を押し進めていくようなところがあるため、周囲から批判をされやすい『非難運』とも言われるのがこの28数の特徴です。別名『遭難運』(人生という旅路で遭難するという意味)とも呼ばれ、総運にこの数がある人は晩年不慮の災いに見舞われたり、周囲と対立・不和を醸して孤独に陥ったり、あるいはひどい病難に襲われるといったことがよくあります。いずれも晩年衰退運です。
また、今回乙武さんが過去5人の女性と不倫している事実が明るみになり、それに関して乙武さんだけでなく奥さんまでもが謝罪を表明しましたが、これに関して世間からは「奥さんが謝る必要あるのか」などとさらに批判が上がりました。乙武さんの外格には10という数がありますが、これは一面において配偶者をあらわしています。この数は凶数であり、なおかつ薄弱・病弱な相をもつ数ですから、乙武さんの奥さんは病弱である可能性があります。名前を見てみましょう。
乙武仁美さんです。姓名中に10・12・22といった薄弱数が三つもあり、なおかつ三才が【水・木・火】の病難配置であることから、奥さんはとても体の弱い人であることが分かります。そして乙武さんとの関係性ですが、乙武さんの人格が18数の金であるのに対し、仁美さんの人格は12数の木であり、金はこの木を剋す関係であるため、主導権は乙武さんが握っていることが分かります。また乙武さんの地格19数に対し、仁美さんの地格13数は沖の関係であるため、これはさきほどの関係を強めるのと同時に、二人の相性関係があまりよくないことをも示しています。ただし、互いの人格・外格関係は相生ですから、夫婦としてはそれなりに支え合っていることも分かります。
『コンプレックス』を抱きやすいショーンKさんの本名
最近、週刊文春の報道によって学歴詐称疑惑がかかっているのが、テレビ番組のナレーターやコメンテーターとして活動するショーンKことショーン・マクアードル川上さんです。ショーンKさんは週刊文春の2016年3月31日号の最後で次のように語っています。
『基本的に、私は人前に出て目立とうとか、公人になるという思いはないんです。何もない自分でしたから、コンプレックスはすごくありました。経済的なこと、大学も含めていろんなコンプレックスがあった中で、何とか仕事で戻したいなっていうことしかなかった。どんな優秀なバックグラウンドの人でも、コンサルタントで成果が出なければ意味がない。結局、目の前の勝負だと思ってきました...』
この中で『コンプレックス』という言葉が出てきましたが、そのことをよくあらわしているのがショーンKさんの本名である
川上伸一郎という名前です。その名前は前運に22数、主運に10数という薄弱数を二つもち、なおかつ三才に不良を来している凶名です。全体的に見てこの名前からは、とても弱々しく自分に自信をもっていないことが伝わってきます。ここで注目すべきは前運の22数であり、この数は「薄弱」「無気力」「虚栄」などといった意味があり、この数をもつ者はその影響から内にコンプレックス(自分は他人よりも劣っているという劣等感)をもつ者が多くいます。特に三才配置において剋の関係がある場合はこの作用が顕著となり、一種ひねくれた考えをもつ可能性が高くなると同時に、非常に内向的で内にストレスを溜めやすい性格となります。ショーンKさんの場合、この数が前半生の運勢や本人の先天的な性格傾向をあらわす前運にあるということが一つのポイントではないでしょうか。
また、その成功運は【土・水】の関係であり、ショーンKさん自身をあらわす水が天格の土に剋されています。これはショーンKさんの運勢が、その目的を容易に達成できない逆境運であることを示しています。その象意は
「運命抑圧の暗示強く、労するも功得難く、周囲から非難を浴びる事多し。」ですから、今回学歴詐称が明らかになり周囲から批判を浴び、その経路を阻まれたことも当然の結果と言うことができます。また総運には乙武さんと同様、傲然不遜の象を示す遭難運28数がありますから、今後ショーンKさんも人生という旅路で遭難することになるでしょう。
『自我過剰』のため非難を免れない大西議員
自民党所属の
大西英男衆議院議員は、4月24日に投開票される衆院北海道5区補選の応援のため、現地入りした際に会った神社の巫女から「自民党はあまり好きじゃない」と言われ、「巫女さんのくせになんだと思った」などと発言し、党の内外から批判されました。その姓名中には18数・17数・27数と金が三つもあるのが見て取れますが、これは典型的な自我の強い人で、その自我の強さのために時々度を超した発言や行動をしてしまい、それによって周囲から批判されるという悪い運勢です。特に三才において大西議員のように【金・金】という並びがある場合は、自我過剰・不和・孤独などといった凶面が強調されるため、周囲から浮いた存在になることが往々にしてあります。
さらに、大西議員の総運にある27という数は前述した28数と並んで「批判運」「非難運」などと呼ばれ、人から批判されやすい運勢です。ですから姓名中にこの数がある者は、内外からの批判によって自身の立場が掬われることが多く、それによって失脚するということもよくあります。名前に27数をもった著名人としては、その発言がよく批判されるNHKの
籾井勝人会長や、最近支持率低迷に喘いでいる韓国の
朴槿恵大統領、その行動やブログなどでの発言が度々批判される
梅宮アンナさんなどがいます。
特に大西議員は総運にこの非難中絶運があるため、今後の没落は免れないでしょう。