『夫婦仲良くなかった』福岡母子殺害事件を姓名判断で読む
今月6日、福岡県小郡市小板井の住宅で、母親と子供が死亡しているのがその母親の姉によって発見されました。部屋には練炭があったことから、当初は無理心中だと考えられていましたが、母親の首に自殺した場合にできるものとは異なる皮下出血の痕が確認され、事は殺人事件へと移ります。後に逮捕されたのはなんと殺された母親の夫で、県警通信指令課の巡査部長でした。後に容疑者は『夫婦仲良くなかった』と漏らすことになりますが、その名前をうかがってみると、確かに夫婦仲に亀裂ができる暗示がありました。それは一体どんなものなのか、早速見ていきましょう。
まずは、容疑者が夫婦仲が悪いという趣旨の供述をした新聞記事を引用します。
福岡県小郡市の住宅で中田由紀子さん(38)と子供2人が殺害された事件で、由紀子さんの夫で逮捕された県警巡査部長の充容疑者(38)が「妻とは最近不仲だった」という趣旨の供述をしていることが9日、分かった。充容疑者は容疑を否認しており、県警は夫婦関係の悪化が事件の動機となった可能性もあるとみて調べている。
充容疑者は、6日午前0時ごろから同6時ごろにかけて自宅で由紀子さんの首を絞め、殺害した疑いが持たれている。
これまでの調べでは、充容疑者は職場などから、既に死亡していたとみられる由紀子さんの携帯電話に繰り返し電話をしていたことが判明。県警は捜査対象となるのを避けるため、由紀子さんの死亡を把握していないふりをしたとみている。
由紀子さんの姉が遺体を発見した際に、室内に煙が充満していたことも判明。練炭のようなものも置かれており、姉は充容疑者に「妹が自殺している」と伝えていた。
県警は、充容疑者が無理心中を偽装したとみて、練炭のようなもののほかに煙を発生させるものがなかったか調べる。
引用:産経新聞『「妻とは最近不仲」逮捕の巡査部長が供述…夫婦関係悪化が動機の可能性も』
夫婦破縁の兆候ある中田由紀子さんの姓名
まずは殺された母親の姓名から見ていきます。中田由紀子さん(38)です。四大運には前運に鋭い気性と果敢な性質を有する17数・陽金、主運には薄弱な性質で内向的な傾向ある10数・陰水、副運には大きな雅量と協調の精神をもつ16数・陰土、そして総運には親分肌で義侠心を有するも浮き沈みの激しい運勢をもつ26数・陰土があります。前運に男性的で気の強い17数がありますが、四大運には陰数が多いため女性的で優しい感じがする人です。特に主運の10数は薄弱的かつ内向的な数ですので、外見はやや大人しそうな雰囲気をもっているでしょう。ただし内面は剛毅です。 ここで注目されるのは主運と総運の凶数もそうですが、「夫婦関係に溝ができる暗示」です。当サイトのユーザーの方であれば既にご存じかと思いますが、それは寡婦運及び人格と外格の関係です。寡婦運は21・23・29・33・39といった数ですが、このような数は中田由紀子さんにはありませんので、寡婦運的な暗示はありません。寡婦運的な暗示とは、妻が夫を剋すことによって夫婦仲に亀裂を生じたり、夫の運勢を著しく減退させ、後に死別を引き起こすといったものです。女性が強烈な寡婦運を有すると、夫婦の姓名の構成にもよりますが、概して夫が先立つことになります。寡婦運は特に主運や総運にある場合に強烈に働きます。 次に中田さんの人格・外格関係に注目します。すなわち外格は配偶者を象徴するため、人格(自身)と外格(配偶者)を比較するのです。人格は10数・陰水であり、外格は16数・陰土ですから、人格は外格に剋される関係です。互いに陰同士の剋ですから、相剋の度合いが比較的強く、人格が圧迫されていることが分かります。夫を象徴する外格から人格が剋されるわけですから、この暗示は夫から迷惑を掛けられる・夫から非難や攻撃を受ける・夫との縁が薄い・夫との間で深刻な諍いや争いが起きるなどと見ますが、重要なのは外格が人格を剋しているという点です。これは、夫婦関係においては自身が相手から剋されやすいということをあらわします。 ここで相剋関係を整理しておきましょう。一概に相剋といっても、それが陰陽の関係なのか、また陽陽の関係なのか、陰陰の関係なのか、或いは五行はどうなっているのか等で、相剋の度合いや質は全く変わってくるからです。以下に相剋関係の重要な点を述べますが、これを知るだけでも姓名判断や四柱推命を見る際、飛躍的に洞察力が高まるでしょう。- ①陽と陽同士の相剋
- 互いが真っ向から対立する強い相剋。事象としては互いに理解が無く攻撃的かつ険悪な対立となりやすい。喧嘩別れしやすい。
- ②陰と陰同士の相剋
- 比較的強い相剋だが陰同士のため、互いにむっつりと押し黙った暗闘のような形を生じやすい。陽同士と同じく対立の形であるため、互いに理解がなく険悪となりやすいが、衝突の力はやや弱い。
- ③陽から陰への剋
- 陽と陰で配合されるため、上記のような理解のない相剋ではなく、強いが情のある相剋。父母の子供に対する愛情を含んだ厳しさにもたとえられる。ただし、五行によって相剋の強さや質は大きく異なる。
- ④陰から陽への剋
- 非常に弱い剋で、相手はほとんどダメージを受けないか、無作用。ただし、五行によって相剋の強さや質は異なる。