【46】の運勢

一転波乱の凶兆を秘めたる破局運

義侠心に富み親分肌ですが、勢力に乏しく意志薄弱なことにくわえ、逆境運ゆえに常に災いがつきまとう苦難の暗示あり。奇っ怪なる運勢にして波乱変動多く、順調のようでも突如災難に襲われる恐れあり。なかには幾多の苦難を乗り越え成りあがった強靱な人物もあるが、いずれも波乱は免れず。他に離別・孤独・病難などの意あり。遊び好きで散財しやすいため引き締めが必要である。

46 - 格別の運勢傾向

以下に主運・前運・副運・総運別の運勢傾向を解説致します。概して主運（人格）、前運（地格）、副運（外格）、総運（総格）となりますが、一文字名の場合は地格と前運の数が異なるため、すべて運勢として表記しております。また総運以外に50以上の数をもつ人はほとんどいませんので、50以降は総運のみを解説しています。

総運が46の場合の運勢傾向

「宝を載せて船を割る象あり」という暗示があり、数意としては欠乏・困苦・薄弱・破壊という暗示のある凶数です。このため境遇としても波乱が多く、大きな災難や病難に見舞われやすいところがあり、その運気はまるで荒波のようです。逆境運として困難な出来事が絶えず起き、それによって破滅や孤独に陥るという暗示が強く、成功してもその後破産・没落といった運命をたどる人が多いようです。このため後半生、特に50歳以降は運気が著しく低下し、失意の人生を送る人も少なくありません。性質としては親分肌で義侠心をもちますが、荒っぽくいい加減な性格傾向もあり、生活態度を顧みないなど自ら破滅を招く人も多いでしょう。事業運としても概して不安定で、浮き沈みの激しい経路をたどります。ただし、三才や他格構成が良い場合は大波乱を免れます。対して三才が悪い場合は大きな波乱運として作用し、ひどい場合は早世となります。この数を総運にもつ著名人としては、歌手でタレントの家鋪隆仁（やしきたかじん）さんなどがいます。

総運は総画とも言われ、後半生に運勢を司ります。大体35歳頃～晩年期の運気をあらわしますので、総運に凶数があると後半生は衰運となる傾向があります。また、総運は総合的な運勢として、その人の達成運や成功運にも強く関わってきます。

主運が46の場合の運勢傾向

破滅・薄弱・孤独などの意味ある波乱運であるため、人生全体において浮き沈みが激しくなる暗示があります。多くは家族との生死別からの寂寞・孤独、病難による没落悲運といったことが起こりやすいでしょう。親分肌で面倒見の良い性格ですが、薄弱的で何をやっても中途半端にしてしまうところがあるため、一点集中を心がけることが運気を上げます。ただし、三才が良い場合は波乱ながらも成功運は強いですから、努力しただけ実になるでしょう。反対に三才が悪い場合は大きな波乱運であり、病弱となります。

主運は人格とも言われ、その人の性質と中心的な運勢を示す最も重要な部位です。大体20歳以降に強く発現し、一生の運勢を左右します。また、天格や地格との関係で、基礎運や成功運といった境遇運にも影響を及ぼします。

前運が46の場合の運勢傾向

波乱や孤独の暗示ある凶数ですので、前半生は家庭の事情などで大きな波乱に遭遇したり、また内外において孤独感に苛まれやすいでしょう。生まれながらにしてやや病弱なところもあり、健康面も不安があります。性質としても殺伐としていい加減な傾向があり、忍耐力に欠けるところがありますから、何事においてもつとめて気力を充実させる必要があります。ただし、もし三才が吉配置の場合は概ね順調に発達していくでしょう。反対に三才が悪い場合は事故や災難などの暗示が強まります。

前運は名前の総格数です。前運が地格と異なるのは、一文字名の場合において、前運が名前の総格数であるのに対し、地格は名前の数＋霊数で計算します。大体、0歳～35歳くらいまでに強い影響を与える部位です。

副運が46の場合の運勢傾向

親分肌で器が大きく、親切心もあって人の面倒見も良いのですが、意志薄弱でいい加減な面があり、周囲からの信頼や尊敬を得にくいようです。環境運としても波乱が多く、転勤や移動やリストラから孤独・没落を経験しやすい運勢と言えます。家庭においても孤立しやすい傾向があり、もし人格が木や水で相剋する場合は特に波乱が多くなる傾向があります。ただし、人格が火・土・金の場合は凶意をやや減じます。

福運は外格とも言い、その人の運勢の外的な側面を象徴します。たとえば、環境運・家庭運・対人運などがそれです。ですから外格に凶数があると、仕事や環境の面であまり恵まれなかったり、家庭においては孤独に陥ったりといった暗示があります。

46 - 性質・性格

五行	陰陽属性
土	陰(-)
本質的な性格の説明
その性質は原野・野原などにたとえられます。広い心と大きな器の持ち主で、様々な人を受けいれることのできる雅量をもっています。概して親切心があって情が厚く、来る者は拒まずといった向きがあります。なかには弱気を助け強気を挫くといった義侠心をもつ人も多く、親分肌で多くの人に慕われる有徳の性質をもっています。それほど行動的ではありませんが、とても落ち着きがあって平穏・平静で、頼もしいところがあります。しかし、野原にも荒れ果てた荒野のようなものや、よく草花を育て養う良質の土もあるように、このタイプは三才や数の配置などによってその性質が大きく変化するのも特徴です。大体において三才配置が良く土の強さが中程度ならばその長所がよくあらわれますが、逆にそれらが悪ければ鈍重に過ぎたり、庸劣・愚劣であったりします。人格が6・16数は温厚で親和的ですが、26・36数などは性格荒れる傾向があります。
性格的な長所
広い心と重厚な雅量は長所であり、これを伸ばすことによってさらに同化力・親和力を伸ばせば、組織の中心としてその力を発揮できそうです。また親分肌で親切心をもっていますので、指導力を養えばリーダーとしてもその性質を活かせるでしょう。
性格的な短所
やや疑いの心と嫉妬心が強い傾向にあり、これが表に出ると災いとなるため注意が必要です。またとても落ち着きがあって沈着冷静なのは長所ですが、それが過ぎれば鈍重となる点は意識する必要があります。概して三才配置によって性質の良否が別れます。